旅に出よう、まだ見ぬセカイを求めて

気の向くままに本の感想とイベント日記

魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい?

 

 漫画で結構好きだった+元々作品自体には興味があったので読了。とても面白かった。内容としてはオークションで見つてたエルフに一目惚れしてしまい全財産叩いて落札、その後の二人を描いたストーリー。今回はネフィが心を開くまでの構成で徐々にネフィが心を開いていく様や終盤の決意なんかは読んでいてとても胸を掻きたくなるような展開だった。この二人ならどんな障害でも乗り越えていける!そんなふうに負わせてくれるほど甘酸っぱい作品でした。

 
他には聖剣保持者だったり悪友のバルバロスだったりといろんな陣営の話が楽しめそうなのでそこも楽しみ。漫画でもキャラクター紹介でマニュエラがピックアップされたから今後も登場してくるのかな?こいつも裏がありそうで今後の展開が楽しみ。
 
最初この作品は魔王になるまでの物語なのかなと思ったけど、一巻で魔王になったのは驚いた。...まあタイトル的に魔王って書いてあるから魔術師じゃないしわかりきったことなんですけれどもね
 
バルバロスは木村良平をイメージして読了。日向の声がよく似合う(Mっけかな?)

ようこそ実力至上主義の教室へ 8

 

 冬休みも開けて3学期突入。今回は3年も交えての林間合宿の試験で、メインは南雲と堀北兄の対決。風呂場のネタだったりとある意味では面白い部分も描かれていましたが綾小路は動き少なめ。そして珍しく高円寺が絡んできたので今後も絡んできてほしいけど動き出すきっかけができたかな?

 
内容としては南雲が堀北兄に勝負を吹っかけるが南雲は気持ちよく負けたしまうがそれには裏があって...的な展開。堀北兄が警戒してただけにどんな手強いのが来るだろうと思っていたが内容としては他者を貶めて自分が上がるというタイプの話だったので個人的には面白くなかった。いや、戦術としては十分わかるけど、そういう世界があるのはわかっているんだけどやり方が徹底的にこすい。将を射んと欲すれば先ず馬を射よ、ってのはわかるけど自分からふっかけておいってそれって...
 
風呂場の描写はエロゲ時代のことがあるのかめっちゃ濃く書かれて笑ってしまった。適度に同人誌ネタ的な要素ぶっ混んできて描く人にとってはネタ供給でよかったんじゃないかなって。あと最初から気になっている高円寺を早く動かしてほしい。あいつの真価を早くみたくなった。

 

くりかえす桜の下で君と

 

 タイムリープもの。突如主人公は始業式からの1週間から抜けられないという状況に陥ってしまう、というお話。

 
まず考察的な範囲からの感想だと始業式という限られた部分でのループで一切変化がないのだから病気のことがあるとはいえ約3年もいるだなんて並の精神じゃないよね。
あとループから抜け出したら記憶ってどうなるんだろうね、最後のループ状況で記憶維持されるのかな?ループ世界の記憶は抜け出した後も共有できるのかな?まあそんな考察は正直どうでもいい
 
ということで、タイムリープを抜け出すためには恋愛をしなければいけない本書。本来主人公は昔から接点があった少女がまだやってきてないと知り、恋をしないと決意していたが、桜庭祥子に接していくうちにどんどん気になっていく存在になってしまった。というベタな展開だが、そのベタさが私は大好きなのでとても面白かったです。自分の中で整理できない気持ち、どうしても気になってしまう存在、大変青春してるなー...っと。甘酸っぱくて大好きです。最初にプロローグに不穏な文章があるが良かったなり

六人の赤ずきんは今夜食べられる

 

六人の赤ずきんは今夜食べられる (ガガガ文庫)

六人の赤ずきんは今夜食べられる (ガガガ文庫)

 

 

おそらく単巻もの。(というか単巻ものですね、はい)裏切り者の赤ずきんは誰なのか、ミステリーの部分もありながらその黒幕との戦いもあるというミステリーとバトル両方楽しめる作品。まあ基本的に自分はバトルものは嫌いでミステリー調が深くあった方が好きなのでこの本はそこそこ。というよりこの本はミステリーの部分がもっと深くした方が楽しめる作品だったと思う。
 
いい点は最後までミステリーを楽しめたので良かったかな。誰が裏切り者かは明かさまれるまでは全く分からなくて自分では予想が立てられなかった。そんなミステリーを読んでいるわけではないが予想は立てたかったが勢いで読んでってそんな暇なかった。
見所としては自分の視点だけで考えているだけでは物事は解決しないということ。いろんな視点で考えることが必要だったということね、赤ずきんだったり狼だったりとね。

天才王子の赤字国家再生術 2

 

 今回は過去編も絡めた王都がらみのお話。ウェインの学生時代の話もあり、前巻と同じようにウェインの冴えも観れてとても面白い1冊だった。

 
内容としてはウェインに王都から交渉によって妃が連れらてくるが、それは昔の旧友ロワであった。昔から自分たちとイタズラばかりしてたロワには何か裏があるに違いないと睨むウェイン。ロワの目的は一体なんなのか,,,そんなお話。
今回もウェインの行動の結果が予想もしてない風に場面展開されて四苦八苦する姿はとても面白かったし、その危機的状況をなんだかんだで解決していく姿はとても面白かった。妹のフラーニャ殿下にも指示を与えたりとこれから覚えていくことによってウェインの助けの部分が出てそうなのでこれからの展開も楽しみ。
 
許嫁の関係はいまだに保留という形なので告って関係が一気に進むのか、ニニムが独占欲を主張してくるか、どちらに転んでも美味しい。今回は挿絵にも顔芸の遊びあったので真面目な部分でも和ませてくれた。ということで全体的に期待度も高い1冊だった。
 
なお、感想一回描いてたけど消えてしまったからくそみたいな感想しか書けてないがまあいつも通りかな?
 

静かの海

  

就職前の大学5年生と小学6年生の一方通行な恋愛模様。上下巻に分かれてるがまとめて感想。ボーイミーツガールからの大学生には彼女ができて自分が好きだと伝えられなくて、そして年齢の壁に胸が苦しくなるとかそんな感じのお話。
 
ほぼ1年間の内容を詰め込んだわけだが個人的に惜しいというか欲しかったところは未来の話。小説だからこそ思いが色あせないってところを見せて欲しいし、約束守って釣り行ったりいいところ就いて雇ってあげたりと二人のその後が見たくなってしまったのでそこは残念。卒業と同時に終わりだったから良くも悪くも失恋の話で特に進展もなく終わってしまったので恋愛面を摂取するには向いていない作品であった。
 
この作品の強みなんだろうなっと思ったけど特に思い浮かばない...年の差だったり小学生だったりといろんな属性があると思うけどこれだっていうアピールが弱かったのも自分の中で刺さらなかったのかも。話を展開するには若すぎたよね。
やっぱり自分は君恋が一番好きですね、ということを再確認。そして月がきれいが見たくなった。こっちは未来の話があったしちゃんと気持ちを伝えることができたし。この作品の味がこの終わり方だっていうのはちょっとわかるけど...

 

 

妹さえいればいい。 10巻

 

妹さえいればいい。 (10) (ガガガ文庫)

妹さえいればいい。 (10) (ガガガ文庫)

 

 ついに千尋くんが男であることをカミングアウト、自分の待ち望んでいた展開だが、1巻当時これが始まったら読み込もうといった気持ちはどこにいったのか。結局約束は守らずに2巻は去年の夏から読了、過去記事振り返ったらアニメ化の際に読もうと思ってたのね。

 
今回は3年縛りの話であったりいつものTRPGがなかったり下ネタがきつくなかったりと変態成分が全然なかった印象。読みやすさはすごくあったけど伊月の変化ということもあり、勢いが感じられなくなってしまったような気もする。
あと前回の感想で文字ということで明文化すればいいとか感想で書いていたけどそのことについて触れていたりもして、私のじゃないにしても感想見て回っていたのかなと感じていたり。まあでも作家に優しすぎる内容だとは思うけどね。デビューしてもそんな売れるなんてないんだし絞った方が売れると思う。あと水モノだからってことはせず契約関係しっかり結んで締め切りはしっかり守ろうよとも思ったり!(真面目な人並感)
ただの自分のエゴの感想になっていますね、私は正しい!!って
 
他は妹ができての日常的な話と初の打ち切り、そして伊月の苦悩だったり。今回はあとがきで少し文中の表現だったりについて触れているので先に読んでいたほうが良かったかなと思ったり。疲れるのであまり読み返そうと思っていなかったが、気になる方はあとがき先に読んだほうがいいんじゃないかな。