旅に出よう、まだ見ぬセカイを求めて

気の向くままに本の感想とイベント日記

くりかえす桜の下で君と

 

 タイムリープもの。突如主人公は始業式からの1週間から抜けられないという状況に陥ってしまう、というお話。

 
まず考察的な範囲からの感想だと始業式という限られた部分でのループで一切変化がないのだから病気のことがあるとはいえ約3年もいるだなんて並の精神じゃないよね。
あとループから抜け出したら記憶ってどうなるんだろうね、最後のループ状況で記憶維持されるのかな?ループ世界の記憶は抜け出した後も共有できるのかな?まあそんな考察は正直どうでもいい
 
ということで、タイムリープを抜け出すためには恋愛をしなければいけない本書。本来主人公は昔から接点があった少女がまだやってきてないと知り、恋をしないと決意していたが、桜庭祥子に接していくうちにどんどん気になっていく存在になってしまった。というベタな展開だが、そのベタさが私は大好きなのでとても面白かったです。自分の中で整理できない気持ち、どうしても気になってしまう存在、大変青春してるなー...っと。甘酸っぱくて大好きです。最初にプロローグに不穏な文章があるが良かったなり