旅に出よう、まだ見ぬセカイを求めて

気の向くままに本の感想とイベント日記

天使の卵

 

天使の卵―エンジェルス・エッグ (集英社文庫)

天使の卵―エンジェルス・エッグ (集英社文庫)

 

 アイウエオの本棚で上がっていた作品でもあり自分が以前から読みたい本を登録していたので読了。
なんとも感想に困る作品、感想何書いてもネタバレにつながるので読まないもしくは読んだ人ようです。ただ薦めにくい作品ですね、はい

 

 

 

ということで感想。
解説でも書いてあるが、登場人物のそれぞれが傷を負っておりっても切ない構成。薄いし久しぶりの恋愛小説で楽しみだったのですがすごいカウンターをくらいました。そのカウンターを食らうタイミングも見事という感じで通勤帰りの時に歩太と春妃が結ばれて大学にも通えるようにもなりこれからの展開が楽しみ!
といったところで乗り換えが発生したので乗り換え後の電車での気持ちがやばかった...読み終わったら少しボーゼンとしていて自転車に乗って家まで向かう時にはやるせ無さと行き場のない怒りに苛まれました。
読み終わった当時はハッピーエンドが欲しいわけじゃないがこの展開は辛過ぎる…という気持ちになりました。

そんな複雑な気持ちにさせられました本書ですが、救われなかった、というだけで別に悪くはなく特に引っかかりもなくてうまいなあと感じたり。最近年の差カップルのラノベも読んでいるので慣れているのかな?後はキャラが生きていててとても良かった点でしょうか、その影響で読後のダメージもすごくなるんですがねw

タイトル言われたらあぁ…アレね…...となってしまうくらいには爪痕を残させられた作品でした。