旅に出よう、まだ見ぬセカイを求めて

気の向くままに本の感想とイベント日記

君に恋するなんて、ありえないはずだった

 

 傑作、読む際には2冊一気に読むべし。「そして、卒業」を読まないとモヤモヤしてしまって終わってしまうため、苦しくて苦しくてとても辛いので早く読んでほしい。

(あと、このラノ投票外作品(自社製品のため)だが本気で投票しようか悩んだ。)

 

てな感じで内容は大医学受験間近の高校3年生の学園恋愛小説。

この本を思って最初に思ったことは主人公倫理君に近いかなーとかそんな感じ。いやだって眼鏡を外したらイケメン設定なんてそんな思い浮かばなかったし表紙でも見れちゃう扱いだし...

この作品は靖貴と恵麻の二人の視点で描かれており、メガネとネックレスでわかりやすく読みやすかったですし、酸いも甘いの部分も両方入っていてとても苦しかったです。が、またとても心地いいものでした。恋愛ものが好きな方には是非読んで欲しいオススメの作品です。こういうすれ違いこそが私の求めたもの!!もっとすれ違い作品増えて!そしてモヤモヤ感情を爆発させて悶えさせてほしい

閑話休題

この作品は受験生をテーマにしているのでファンタジー要素は一切なく、リアルに描かれていました。その分繊細に気持ちの変化が丁寧に描かれていたし、イベント毎を追うような構成で日々の毎日という風景がないだけ物語が一気に進んでいったのもとても良かったです。

1巻の展開だが、久美子が登場してからのヤキモチの部分が最高に悶えたし、文化祭での着ぐるみでのやりとりはほんと叫びたくなりました。諸々省略して最後、ここで終わるのかよ!というお預けをくらい今後の展開に期待しかなかったが辛すぎました。

 

とりあえず感想としてはもう1回読めと思える出来だからこの程度で。

そして最後にここはやってほしかったという点だが、着ぐるみの答え合わせである。この部分は回収されなかったので、少しモヤモヤしたがまあここまで拾ったら出来過ぎ感はあるよね(恵麻の顔真っ赤な姿を容易に想像できるし大丈夫だがw)事前に口止め部分も書いてあるし。

 あと遠くの大学に行くという点から月がきれいを思い出したのでこれも最後までやってほしかったなーと思ったり......

以上、超おすすめなので読んでないのは是非読めそんな感じ