旅に出よう、まだ見ぬセカイを求めて

気の向くままに本の感想とイベント日記

笑う書店員の多忙な日々

 

笑う書店員の多忙な日々 (メディアワークス文庫)

笑う書店員の多忙な日々 (メディアワークス文庫)

 

 

・本屋さんでのアルバイト
・欲しがっている本の内容は大体当てはまらない
・夜回りドーナツ屋台
・一つの本を売るということ
 
お嬢様高校に通う澤が小さな本屋でバイトをする、そんなお話。全体的な印象としてキャラの入れ替わりが激しくどんなキャラだったっけと思うこともしばしば。ラノベを中心に読んでいる影響か高校生に注目が行っていたが、最後の題材的にそれはどうにも違ったようで誰を主人公として書いているかがわかりにくかった。
 
1番好きな話はやっぱり最後の話。現実ではそんな方法ほぼ無いけど自分が売り込もうとしかけた本がきちんと結果を出し、そして楽しみにしている読者がいる、そんな結果になったらなんと嬉しいことか。Amazon電子書籍の影響で町の本屋が...って現状もあるからなかなか世知辛無いね。
 
全体的に不満点は残るものの結構楽しめた。

片想い探偵 追掛日菜子

 

片想い探偵 追掛日菜子 (幻冬舎文庫)

片想い探偵 追掛日菜子 (幻冬舎文庫)

 

 

・舞台俳優
・お相撲さん
・天才子役
・覆面漫画家
・総理大臣
に恋をした!
 
な展開でお送りする日常の謎的な話。
ストーリーとしては、追掛日菜子は『推し』な人が一定期間で変わってしまう高校生なのだが、追っかけもといストーカーを始めた相手は必ず何か事件に巻き込まれている。そんな直面した謎に対してSNSなどを駆使して謎を解決していくというちょっとアブノーマルで現代的なミステリー。
 
タイトルだったり表紙から面白い作品だろうなと思ったがやっぱり当たり。いい感じに尖った作品で大変よかった。謎の解決の仕方も今時らしくSNSを駆使して解決するという現代っ子。いやはや、迂闊なこと呟いて要られませんよ。発言一つで 行動パターンが予想されるは自宅の位置だって割り当てられちゃうもんなんだから。みんな自分の発言には気をつけないとダメだよ!(主題として置きたい場所は違うと思うけどね)
 
短編集で5編あるわけだが、オチが毎回面白くて笑ってしまった。どれもきっかけとしては少しわかる面があるので自分もそっち側の人間だったりしてな。あと天才子役は恐ろしい、はっきり分かった。人間てどういう二面性持っているか怖いよね(持ってる前提で話をする)
 
続きも出たら読みたい+最後のオチがいつも通りすぎて続いてもおかしくないと終わり方だったのでもっと日常の謎読みたいな。そんな感じ
 

異世界Cマート繁盛記 5

 

異世界Cマート繁盛記 5 (ダッシュエックス文庫)

異世界Cマート繁盛記 5 (ダッシュエックス文庫)

 

 

なんだかんだで読んでしまって再読。改めて読んで気づいたんだがこの作品1話に一枚挿絵やってるしあるやさんの負担半端ないな!?線細いからいいのかな(よくない)
 
いつものCマート、1年半ぶりの読了だったが覚えてなかった!でもそこそこ楽しめたのでやっぱり新木先生のゆるっとした世界観は大好き。今回の進展といえばまれびとさんの家が追い出されてしまったので今後の下宿先はみつきちゃん家になる。だいたいそんな感じであとはいつものゆるふわした日常風景。私もCマートの世界観に行きたいんだがどうすればいいんですかね、あと女子高生と接点を持つことが出来るのは。というか毎日仕事だけの集まりしかないので趣味増やして新しい出会いを探した方がいいんじゃないかと思い始めた。
 
 
現実でのみつきちゃんと同居生活によってまれびとさんとの関係が大いに進むことに期待。恋愛展開は非常に大好物なので!

相棒は小学生

・少女、警官に出会う
・少女、謎を解く
・少女、一面に驚く
・少女、人のために頑張る
・昔の事件の真実
 
展開としては個人が運営している図書館に引きこもっている孫娘の結愛が警察官の克平と出会い、どんどん心を開いていきながら自分の環境も少しずつ変えていくという事件と結愛の成長が楽しめる、そんな作品
 
タイトルからは小学生が優秀なキャラだと思ったし高飛車なお嬢様的なキャラかと思いきや、完全記憶能力で気味悪がられて引きこもりになってしまった少女と斜め上の設定だった。そして克平の為に、謎を解いていき役に立ちたいと頑張っている姿はとても微笑ましかった。ほんわかした空気をしながら推理をしていたの割とよかった。だけど終盤は駆け足気味だったのでそこが不満点
。厚さ的にも妥当ではあると思うんだけどね。続きも割と楽しみなので続かないかなー、ラノベだったらこの次は結愛に心酔してるキャラとか出てきそう。どうなるか非常に楽しみなので続刊お願いします。

真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました

 ・パーティ追い出されました

・子供のためにひた走る
・勇者、自分の感情を抑えられなくなる
・閑古鳥の薬屋の商品
・トッププレイヤーであるが故に
 
タイトルがクッソ長い!!けど面白いので許す。
ということでタイトル通りのスローライフもの。勇者のパーティから追い出されてしまったの薬屋というスローライフを目指して日常ものが始まる。(まんま書いただけ自)分の好み的に嬉しいが最近スローライフものが増えてる?みんなが癒しを求めている?なんて思ったりもした。
 
街の方面のスローライフと、ギデオンがいなくなった勇者パートもあったりして二つのストーリーを楽しめることもあって大変良かった。縁の下のギデオンがいなくなってしまった勇者パーティーの瓦解感はアレスの嫌な立場がよく分かっていたのでとてもスッキリ。勇者になることによってどんどん感情を失われたルーティがギデオンに見られたことによって瞬間的に感情を取り戻したので今後再開したときにどうなっているのかが非常に楽しみ。けど加護によって自分の性格も強制されたりするってのは斬新だし今後の展開に期待。捜索はしてるから案外早くルーティと再開できると思うからね。
 
あとは日常パートの方。薬屋としての部分もありながらお姫様との甘酸っぱい同居生活。互いが互いが意識しているのでも付き合うまで秒読みといった感じ。通じ合っているけど距離を測りかねている間…非常に好物です。人間ん謙遜は良くないぞ!
 
2巻の感想を見かけるとその甘甘な部分と少しスローライフものじゃなくなっているというものが結構見たが非常に続きが楽しみ。
 
勝手に声優コーナー
リット…ヴァイオレットエヴァーガーデンの褐色の人。なぜかこの人が真っ先に思い浮かんだ
他にはなんかいた気がするけど取り敢えず想像では木村良平。どっかでこの声が再生された。

お助けキャラに彼女がいるわけないじゃないですか

・クラスメイトは魔法少女

・お助けキャラは大忙し
・休日につき、遊園地デート
・自分の想いに気づき始める
・貴女が貴女である限り一生、守ると誓います
 
悪い意味で劣化ゲーマーズ。比べてはいけないとわかっていても同じ出版社から出てるしどうしたって比べることになってしまう。こちらは主に勘違いを引き起こすことにリソースを持って行ったからそこまで良くなかったのかもしれない。キャラの良さがそこまで出てこなかったし。
 
そんな感じの作品だが普通に楽しめたのでよかった。最初は関わっちゃいけないと思いながら接することによって、素直な感情をぶつけられることによってどんどん気持ちが傾いていく。その心移り大変良いです。そして向いている視線が自分では無いと思った時のすれ違い、大好物ですありがとうございました。
 
違う出版社だったり、キャラに意味を持たせて視点変更もバッサリなかったらよかったんじゃないかと思う

弱キャラ友崎くん5

弱キャラ友崎くん Lv.5 (ガガガ文庫)

弱キャラ友崎くん Lv.5 (ガガガ文庫)

 

・たまちゃん改造計画

・仲間を集めよう
・成功と失敗
・静かに反撃する日南葵
・たまちゃんの変わらなかった部分
 
てことで後編友崎によるたまちゃん改造計画。今まで教わったことを元にたまちゃんの外面を変えていくお話。そして外野では日南も動いているようで...
 
今回も面白かったです。友崎の成長の成果+たまちゃんの環境の変化と教えられた結果がありありと出ていて変化もあり、とても良かった。日南に関していえばトップカーストの力を悪い意味で発揮していってしまった。こっから傷も抉っていく展開もあるんじゃないかなと期待している
 
友崎は自分の経験からたまちゃんの何が問題かもきちんと言い当てて改善していく様子は成長している感があってすごく良かった。あと解決するにあたってどんどん仲間を増やしていくって動きもRPGさながらの展開で良かったです。菊池さんがこの面子に関わり始めた時、少しみみみが怪しい感じだったんで恋愛脳の自分としてはそこらへんどうなってしまうんだろうと気が気でなかったり。
 
てな感じで次巻も楽しみ。次回は発売当初、
読んだ人がみんな「みみみ!」と呟いていて最近読了したと友人に話してもみみみとしかいえなくなると聞いているのでどんな話になっているのか非常に楽しみ
 
勝手に声優コーナー
今回は今までのまとめ、というか書いていなかったので
みみみ…ひよっち、やっぱ元気で天然入ってるし
日南…宮園かをりをイメージしてか種田梨沙。そいえばCM流れてたけど日南って声優誰だったっけ?
たまちゃん…アスミス。空回っていたりちっちゃくないよだったりで。序盤からアスミス想像してたからちっちゃくないよが出てきたときは笑った
水沢…最近ストブラをよく見たせいか矢瀬を想像した。イケメンボイスが最高に似合う。