旅に出よう、まだ見ぬセカイを求めて

気の向くままに本の感想とイベント日記

トリツカレ男

 

トリツカレ男 (新潮文庫)

トリツカレ男 (新潮文庫)

 
ジュゼッペのあだ名は「トリツカレ男」。何かに夢中になると、寝ても覚めてもそればかり。オペラ、三段跳び、サングラス集め、潮干狩り、刺繍、ハツカネズミetc.そんな彼が、寒い国からやってきた風船売りに恋をした。無口な少女の名は「ペチカ」。悲しみに凍りついた彼女の心を、ジュゼッペは、もてる技のすべてを使ってあたためようとするのだが…。まぶしくピュアなラブストーリー。

 

いろいろなものに取り憑かれたやさしい男の物語

160ページと少なくて読みやすくサラサラと読むことができました。様々なことにトリツカレたように過ごした彼は彼女の笑顔の裏にあるものを見抜き、その影を今までの経験によって晴らそうとする。

 

5章からの種明かしの展開がすごくよかった。いままでジュゼッペが彼女のために何をやっていたか、今まで奇妙なことが起きていたがそれを彼女が知っての変わりようはとてもおもしろく心温まりました。最後には念願の夢がかなったようでなにより。何かを極めた後それに離れてもその経験はキチンと残っている、今までの人生で無駄なことなんてないよと思わせてくれるそんな作品でした

異世界食堂

 

異世界食堂 1 (ヒーロー文庫)

異世界食堂 1 (ヒーロー文庫)

 

 

オフィス街に程近い商店街の一角、犬の看板が目印の雑居ビルの地下1階にその店はある。猫の絵が描かれた扉の食堂「洋食のねこや」。洋食屋といいながら、洋食以外のメニューも豊富なことが特徴といえば特徴のごく普通の食堂だ。しかし、「ある世界」の人たちにとっては、特別でオンリーワンな一軒に変わる。「ねこや」には一つの秘密がある。毎週土曜日の店休日、「ねこや」は“特別な客”で溢れ返るのだ。「土曜日の客たち」=「ある世界の人たち」にとっては見たことも聞いたこともない料理ばかり。特別な絶品料理を出す「ねこや」は、「ある世界」の人たちからこう呼ばれている―「異世界食堂」。そして今週もまた、チリンチリンと鈴の音が響く。

 

飯テロ本。短編集という形を取っていて料理ごとに章分けされている。母親に料理をねだる具合に胃袋を刺激されました。案外日本の料理って結構恵まれてるんじゃないかなー感じる1冊。おいしいご飯を日々たべれることに感謝。お好み焼きの話ではシーフードか肉の論争になったり、サンドイッチでは何が一番合うかで争ったり。普段我々は口にしているから特別視はしていませんが7日に一度の特別な料理だからこそこういう話題に事欠かないのかもしれませんね。おいしい1冊でした。

 

前日、バイトで遅く帰ってきた時の夕飯はオムライスでした。夕飯は食べれなかったので代わりに朝は余りのチキンライスを食ってお出かけ。熱々の卵に柔らかいご飯...オムライス食べたかったなぁ...

2015年10月の読書記録

2015年10月の読書メーター
読んだ本の数:43冊
読んだページ数:12862ページ
ナイス数:48ナイス

六畳間の侵略者! ?20 (HJ文庫)六畳間の侵略者! ?20 (HJ文庫)
読了日:10月1日 著者:健速
ドレスな僕がやんごとなき方々の家庭教師様な件8 (ファミ通文庫)ドレスな僕がやんごとなき方々の家庭教師様な件8 (ファミ通文庫)
読了日:10月1日 著者:野村美月
オーバーロード2 漆黒の戦士オーバーロード2 漆黒の戦士
読了日:10月3日 著者:丸山くがね
ホーンテッド・キャンパス    幽霊たちとチョコレート (角川ホラー文庫)ホーンテッド・キャンパス 幽霊たちとチョコレート (角川ホラー文庫)
読了日:10月5日 著者:櫛木理宇
ホーンテッド・キャンパス    桜の宵の満開の下 (角川ホラー文庫)ホーンテッド・キャンパス 桜の宵の満開の下 (角川ホラー文庫)
読了日:10月6日 著者:櫛木理宇
ホーンテッド・キャンパス    死者の花嫁 (角川ホラー文庫)ホーンテッド・キャンパス 死者の花嫁 (角川ホラー文庫)
読了日:10月6日 著者:櫛木理宇
ホーンテッド・キャンパス 恋する終末論者 (角川ホラー文庫)ホーンテッド・キャンパス 恋する終末論者 (角川ホラー文庫)
読了日:10月7日 著者:櫛木理宇
ホーンテッド・キャンパス 雨のち雪月夜 (角川ホラー文庫)ホーンテッド・キャンパス 雨のち雪月夜 (角川ホラー文庫)
読了日:10月8日 著者:櫛木理宇
ホーンテッド・キャンパス なくせない鍵 (角川ホラー文庫)ホーンテッド・キャンパス なくせない鍵 (角川ホラー文庫)
読了日:10月8日 著者:櫛木理宇
君の色に耳をすまして (メディアワークス文庫)君の色に耳をすまして (メディアワークス文庫)
読了日:10月9日 著者:小川晴央
吉野北高校図書委員会 (角川文庫)吉野北高校図書委員会 (角川文庫)
読了日:10月10日 著者:山本渚
恋の話を、しようか (ガガガ文庫)恋の話を、しようか (ガガガ文庫)
読了日:10月10日 著者:三上康明
吉野北高校図書委員会〈2〉委員長の初恋 (角川文庫)吉野北高校図書委員会〈2〉委員長の初恋 (角川文庫)
読了日:10月11日 著者:山本渚
失恋探偵ももせ (電撃文庫)失恋探偵ももせ (電撃文庫)
読了日:10月12日 著者:岬鷺宮
失恋探偵ももせ (2) (電撃文庫)失恋探偵ももせ (2) (電撃文庫)
読了日:10月12日 著者:岬鷺宮
失恋探偵ももせ (3) (電撃文庫)失恋探偵ももせ (3) (電撃文庫)
読了日:10月13日 著者:岬鷺宮
君が電話をかけていた場所 (メディアワークス文庫)君が電話をかけていた場所 (メディアワークス文庫)
読了日:10月14日 著者:三秋縋
僕が電話をかけていた場所 (メディアワークス文庫)僕が電話をかけていた場所 (メディアワークス文庫)
読了日:10月14日 著者:三秋縋
続・城ヶ崎奈央と電撃文庫作家になるための10のメソッド続・城ヶ崎奈央と電撃文庫作家になるための10のメソッド感想
今回はラノベ作家になってから必要なことという感じで作家に必要なことが書かれていた感じ。あと妹のキャラが濃かったので現実の情報を持ち出してるしありそうだなーくらいに設定を持って来ればもうちょっと読みやすかったと思う。
読了日:10月14日 著者:五十嵐雄策
幻葬神話のドレッドノート (GA文庫)幻葬神話のドレッドノート (GA文庫)
読了日:10月15日 著者:鳥羽徹
いづれ神話の放課後戦争〈ラグナロク〉 ―魔眼の王と屈服女神― (富士見ファンタジア文庫)いづれ神話の放課後戦争〈ラグナロク〉 ―魔眼の王と屈服女神― (富士見ファンタジア文庫)
読了日:10月16日 著者:なめこ印
アクセル・ワールド (19) ―暗黒星雲の引力― (電撃文庫)アクセル・ワールド (19) ―暗黒星雲の引力― (電撃文庫)
読了日:10月16日 著者:川原礫
落第騎士の英雄譚 零 (GA文庫)落第騎士の英雄譚 零 (GA文庫)
読了日:10月17日 著者:海空りく
異世界迷宮の最深部を目指そう 4 (オーバーラップ文庫)異世界迷宮の最深部を目指そう 4 (オーバーラップ文庫)
読了日:10月18日 著者:割内タリサ
知らない映画のサントラを聴く (新潮文庫nex)知らない映画のサントラを聴く (新潮文庫nex)
読了日:10月19日 著者:竹宮ゆゆこ
この部屋で君と (新潮文庫nex)この部屋で君と (新潮文庫nex)
読了日:10月20日 著者:朝井リョウ,越谷オサム,吉川トリコ,坂木司,似鳥鶏,徳永圭,飛鳥井千砂,三上延
狼と香辛料〈4〉 (電撃文庫)狼と香辛料〈4〉 (電撃文庫)
読了日:10月21日 著者:支倉凍砂
僕が七不思議になったわけ (メディアワークス文庫)僕が七不思議になったわけ (メディアワークス文庫)
読了日:10月22日 著者:小川晴央
名前のない星の物語 (メディアワークス文庫)名前のない星の物語 (メディアワークス文庫)
読了日:10月23日 著者:藍沢季
ホーンテッド・キャンパス  この子のななつのお祝いに (角川ホラー文庫)ホーンテッド・キャンパス この子のななつのお祝いに (角川ホラー文庫)
読了日:10月24日 著者:櫛木理宇
学戦都市アスタリスク (9) 悠日戦啾 (MF文庫J)学戦都市アスタリスク (9) 悠日戦啾 (MF文庫J)
読了日:10月24日 著者:三屋咲ゆう
パパのいうことを聞きなさい! 16 (集英社スーパーダッシュ文庫)パパのいうことを聞きなさい! 16 (集英社スーパーダッシュ文庫)
読了日:10月25日 著者:松智洋
SとSの不埒な同盟2 (ダッシュエックス文庫)SとSの不埒な同盟2 (ダッシュエックス文庫)
読了日:10月25日 著者:野村美月
七日の喰い神 (ガガガ文庫)七日の喰い神 (ガガガ文庫)
読了日:10月26日 著者:カミツキレイニー
妹さえいればいい。 (ガガガ文庫)妹さえいればいい。 (ガガガ文庫)
読了日:10月27日 著者:平坂読
彼女が捕手になった理由 (一迅社文庫)彼女が捕手になった理由 (一迅社文庫)
読了日:10月28日 著者:明日崎幸
対魔導学園35試験小隊1.英雄召喚 (富士見ファンタジア文庫)対魔導学園35試験小隊1.英雄召喚 (富士見ファンタジア文庫)
読了日:10月28日 著者:柳実冬貴
対魔導学園35試験小隊  2.魔女争奪戦 (富士見ファンタジア文庫)対魔導学園35試験小隊 2.魔女争奪戦 (富士見ファンタジア文庫)
読了日:10月28日 著者:柳実冬貴
対魔導学園35試験小隊  3.錬金術師二人 (富士見ファンタジア文庫)対魔導学園35試験小隊 3.錬金術師二人 (富士見ファンタジア文庫)
読了日:10月29日 著者:柳実冬貴
対魔導学園35試験小隊    4.愚者達の学園祭 (富士見ファンタジア文庫)対魔導学園35試験小隊 4.愚者達の学園祭 (富士見ファンタジア文庫)
読了日:10月30日 著者:柳実冬貴
そんな世界は壊してしまえ ‐クオリディア・コード‐ (MF文庫J)そんな世界は壊してしまえ ‐クオリディア・コード‐ (MF文庫J)
読了日:10月30日 著者:さがら総(Speakeasy)
落第騎士の英雄譚(キャバルリィ)7 (GA文庫)落第騎士の英雄譚(キャバルリィ)7 (GA文庫)感想
頭蓋骨で止めるとか石頭以前の問題ではwそして最後おいいい
読了日:10月31日 著者:海空りく
落第騎士の英雄譚(キャバルリィ)8 (GA文庫)落第騎士の英雄譚(キャバルリィ)8 (GA文庫)
読了日:10月31日 著者:海空りく

読書メーター

《第四回》管理人が勧めるジャンル別ライトノベル〜SF・コメディ編〜

オススメラノベ紹介記事第四弾

 

 今回は前回予告した通りSF(すこしふしぎ)編とアニメ化の決まっているコメディ2作品の紹介をしていきたいなと思います。

 

SFについては”ちょっと変わったことが起こる世界”という認識なのでそれを意識してみていただければなと思います。題材がSFというだけで、内容は恋愛だったりコメディものですので”SF苦手”という構えて読まずに”そんな題材なのか、おもしろそう”という風に思えたらいいなと思っています。ではSF編から紹介していきます。 

 

〜 SF(すこしふしぎ)編〜

 

明日、ボクは死ぬ。キミは生き返る。 著 藤まる 全4巻

明日、ボクは死ぬ。キミは生き返る。 (電撃文庫)

ある日事故現場に遭遇した少年は黒いローブにある一言を言われる。すると翌日少女の意識が少年の体に入り、1日ごとに意識が入れ替わることに──

 

SFラブコメディ、全体的にコメディでまとまっている作品ですが最後はきっちり締めるというバランスが良く、とても気に入ってる作品です。この作品の魅力と言えば、基本少年パートの部分しか描かれないので空白の1日に何があったのか、読者にもその部分が予想できないので先の読めない展開が幾つかあるところだと思います。

 

こちらは全4巻。最後の一つが短編集という形になっており少なめですので手に取りやすいと思います。恋愛・コメディ・感動、この3点が楽しめると思いますのでそちらに興味がある方は是非

 

ココロコネクト 著 庵田定夏 本編8巻 短編集3冊

 

ココロコネクト ヒトランダム (ファミ通文庫)

文化研究部という部活に巻き起こる、不思議な現象に立ち向かう5人の物語。現象は例えば人格入れ替わりや欲望解放、時間退行などなど──

 

現象によって相手の傷を知ったり、恋沙汰が起きたり。現象一つを絡み合わせることによって人間のいろいろな側面を浮き彫りにさせる作品。誰しも知らなかったら良かったことや言いたいくないこと胸に秘めていることはあるもの。それが現れてしまいギスギスした関係になるが、解消していく青春群像劇

 

現在は完結しており本編8巻、短編3冊の11冊である。2桁台で時間がかかるので読むときは一気に読んでしまいたい。メディアミックスもされており、アニメではミチランダムまで放送しているため映像でも物語を把握しやすい

 

ミニッツ 著 乙野四方字 全5巻

  

ミニッツ ?一分間の絶対時間?<ミニッツ> (電撃文庫)

1分間だけ相手の心を読める能力”ミニッツ”を使い、生徒会長を目指し行動していく学園コメディ。

 

最近5巻を刊行することが決まった作品。個人的に好きな作品なのでものすごく嬉しいです。相手の心を読める能力ですが、代償もあり一筋縄ではいかないのが面白くなっている。騙し合いの部分が特に面白かった印象。作中で出てくる馬鹿と天才ゲームはちょっとした遊びなんだがとても面白いと思う。

 

現在は5巻まで刊行。管理人はまだ読んでいませんが内容がすっぽ抜けているので読み直し次第読む予定、完結されたようでほんとよかった。

 

〜コメディ編〜

 

この素晴らしい世界に祝福を! 著 暁なつめ 本編7巻 スピンオフ3冊刊行

この素晴らしい世界に祝福を!     あぁ、駄女神さま (角川スニーカー文庫)

死んでしまったサトウカズマは異世界転生の際に好きなモノを一つ持っていけることに。ニートで引きこもりだっただサトウカズマと異世界で出会うイタイ魔法使い、変態女騎士、駄女神でお送りするサトウクズマの異世界コメディ

 

最近アニメ化が決定された作品。最近読み始めたにわかですが是非とも普及して欲しい作品。内容は最近多くなり始めた異世界転生モノ。サトウクズカズマがお送りする魔王の幹部を倒したり倒さなかったりの異世界生活コメディ。クズマさんはクズですがやるときはやるんです、ただやる気がないクズなだけ(結局はクズ)

 

現在本編7冊、スピンオフ3冊刊行。どちらからでも気軽に楽しめる内容になっており厨二病キャラが好きな人はスピンオフから読むのがお勧め。

 

俺がお嬢様学校に「庶民サンプル」として拉致られた件  著 七月隆文 

本編10冊 短編集1冊

俺がお嬢様学校に「庶民サンプル」として拉致られた件 (一迅社文庫)

 

名は体を表す文章ラノベ。 現在放映されている、庶民がゲッツされちゃうお話。内容が小分けになっており個人的にはとても読みやすいと感じています。コメディに思いっきり突っ走っており、絵で遊んだりフォントを変えて遊んだりしていて今までと違ったコメディ作品だと思います。ヒロインのキャラ達もお嬢様ということもあり癖が強くとても面白いキャラ構成。

ただフォントで遊ぶなどが苦手な人はいると思いますのでそこを注意して読んでいただければなと、そこだけを見て物語全否定という方がいないことを祈ります...

 

現在11冊刊行。1冊の厚みはそこまでないのですらすら読んでいけると思います。アニメも現在放送しており、注目したい作品。

 

 

最後に

という感じで5作品の紹介でした。6月から記事を作っておりつい最近コメディの部分を書いていたので適当感溢れる感じになっているのを反省...これを見てる方が少しでも興味を持ってくれたら幸いです。

 次は読みやすく手に取りやすい単巻作品を羅列していきたいと思います。興味がありましたらまた覗いてみてください、やる気があれば1ヶ月以内には書いてみせますw

 

過去のオススメ記事一覧

ファンタジア文庫 大感謝祭2015

先日の24日土曜日、ファンタジア文庫大感謝祭の方に参加してきました。今回は冴えかの人気もあって買えないかもしれない、という恐怖から始発で参加してきました。

 

AM5:00 列形成開始

5時には列形成を開始していたらしいです。聞いたところによると横列も決めず並び始めたり警官が来て大騒ぎになったとか、無事開催されたのはよかったですが運営側は見通しが甘かったかな?

 

AM6:00 到着

到着時点での列人数は200人ちょいほどの人数でした。待ち合わせていた友人がいたので話をしたり文庫本を読んだりして待ち時間消化。最初はひたすら寒かったです、朝の東京ヤバい...

 

AM9:45 物販開始

予定を15分前倒しにして物販開始。最初の動きは良かったのですがそれから牛歩になることなること。あとデレステスタミナ貯まっていたのでやったりしたのですが列移動開始してからはやってはいけない。ダメ、ゼッタイ!

 

AM11:45 物販の購入完了(画像後ほど)

サイン本はレイヴンズとクオリディアを購入。始発でこの結果だったので次回以降は諦めて参加が懸命。

 

ここからはぶらぶらと展示を見学。切符さんによる集合絵があったり武器展示で十香の反転武器<暴虐公>や特注したのか恋メト表紙の文庫本などいろいろなものが用意してありました。

 

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ベルサールの地上部分だけだったこともあり展示見学は早々に終了、新刊の購入をしていたり昼飯を済ましてだべっていました。ステージ観覧はニコ生もやっており優先度が高くありませんでした。ですが空戦魔導師のトークショーがあり、キャストに野水さんがいるということもありわずかな願いを込めてLIVEを期待しましたが...案の定なさそうだったので15:20ほどで撤退、お疲れさまでした。

 

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まとめ

今回初めての参加だったのですが・・・徹夜組死すべし、という感想が真っ先に上がりました。2時間かかって購入だったので物販さばきもクソという結論。帰り際に物販のリストを覗いてみました。

 

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グッズほとんど売り切れてないやんけ!

これは冴えかの人気も考慮していたのか、タペストリーが余っていたのが衝撃的でした。ヤフオク方にも転売屋が蔓延っていたので相当数用意していたのかな?

MF、電撃のイベントと違って海賊本もなかったのは結構残念でした。もしその手の商品があったら満足度は変わっていたかな。

 

ステージもちょっと物足りなかった感がありました。ステージはトークショーがメインということもあり、作品に触れていなければちょっと手を出しづらかったかなと。次回はライヴお願いします!!

展示についてはキャパ的にしょうがなかったかなと。

 

結論:初めてのファンタジアイベはクソでした、まずは物販どうにかしようね^^

 

とおまけのモッフルさん

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僕が七不思議になったわけ

 

卒業式の日、学校に携帯を忘れてしまった『中崎夕也』は心配になり携帯を取りに行くことに。するとそこで桜の木の精霊『テンコ』に出会い、学校の七不思議に新しく選ばれたと言われることに。そこから始まる臆病な少年の物語。

 

1.はじめに

 

読メの方では読みたい本に登録していましたが、機会はなく「君の色に耳をすまして」を読んで過去作がこちらの作品だったのでこれを機に読了。

 

タイミングもいいので簡単にそちらの感想も

新刊の方の「君の色に耳をすまして」は最初は恋愛方面に進んでいくと思ったのでいきなりミステリー調になぜ主人公に近づくことになったわけを話し始めていてついていけずあまり肌に合いませんでした。軸の認識をちゃんとできていなかったのでそのような感想になったのだと思います。もともと表紙などにつられ「甘そう」という先入観から読んでいたので謎解きの部分をあまり深く考えず読んでしまったかなと。

 

2.感想

 

「僕が七不思議になったわけ」は少年が七不思議になってしまったという軸から読み込むことができたので、途中まで特に混乱もなく読むことができました。

そして読み終わった直後はよく理解できていませんでしたが、他の方の感想を参考しているうちに騙されていたことに気付き驚かせられました。非常に満足感の高い作品です。これから読む方はあまり感想を見ずに読むことをオススメします。

にやけられたりハッとさせられる作品でとても読みやすい作品だと思いますので興味を持った方はぜひ読んでみてください。そして「僕が七不思議になったわけ」を確かめてみてください。再読したくなるような出来になっているので集中して読み込むことんでくださいw

 

以下ネタバレ込み

僕が七不思議になったわけ、それは彼女の死に対して耐えられなくなってしまい生きることから逃げてしまったから。しかし妹の香穂に出会い、付き合っていくことによって

変わった夕也。最後に目覚める夕也、香穂と再会しますが記憶はリセットされていて、彼女もいない世界。ですがいままで経験してきたことは無駄ではなく生きるための意思をつけて目覚めた。

 

もう最高でした。モヤモヤ解消後(最後だけ)読み直しましたがちょっと涙がこぼれました。『いってらっしゃい』の文字を読んだときは鳥肌が立ちました。叙述トリックもまったく気付かずに最後は流しで読んでしまったので近いうちに再読したいと思います。

 

臆病だった中崎夕也の人生のその後も追いたくなる、そんな作品でした

失恋探偵ももせ

失恋探偵ももせ (電撃文庫)

失恋探偵ももせ (電撃文庫)

 

 

前から読もうと思っていた本の読了。

千代田百瀬と野々村九十九が所属しているミステリ研究会。ミステリーを百瀬に勧めた九十九は百瀬が発案した失恋探偵の助手をすることに。

 

ミステリとしてはそこそこでした。わりと連想しやすく百瀬の行動の意味についてもわかりやすかったです。3巻の展開については姉の存在が出てきてからある程度予期していた展開だった通り。以前にも体験していたのでわりと想像しやすい内容でした。ミステリ入門編と考えて読んでみるといい感じに読んでいけると思います。 

 

Nardackさんの影響もあって電撃版の東雲という感じがしました。が、東雲は自分にとって大きすぎる作品であるため恋愛模様としても今ひとつという感じ。でも、すれ違いのやきもき感を楽しむにはいい作品だと思います。

ミステリを主軸に置いていたため対抗馬の出現もしにくく、失恋したという依頼者というテーマなので満足したという気持ちから恋愛模様にまで発展しないため恋愛模様の方はあまり濃くならなかったのではないかと感じました。

 

 全体的に一般受けしそうな内容だと感じました。ラノベで絵をつけてやっても不自然さではなかったですが、個人的にはメディアワークスの方などでミステリーを重きに置いた作品だったらよかったかなと。どっちつかずで中途半端な感じがしたのでもうちょっとどちらかに振り切れていたほうがよかったかなと感じました