旅に出よう、まだ見ぬセカイを求めて

気の向くままに本の感想とイベント日記

豚公爵に転生したから、今度は君に好きと言いたい

カクヨムからの書籍化。

タイトルに惹かれて読んでみたのでWEB版は未読。

 

内容としてはダークヒーロー的な立ち位置で進んでいくのかなと思っていたのが、先の内容の知識を武器に最初からチートプレイをしていく物語といった大体そんな感じ。

今回は主人公の周り説明といった感じでヒロインの魅力とかは全然だったので続きに期待。内容としては面白かったのでここからどうヒロインを魅せていくかで作品が決まっていくと感じた。理由があってあのようになったということが分かったが、なぜ王女を選んだという理由が弱かったのでそこがもっと深く掘り下げられることになっていくのが鍵だろう。

そして自分の知識を活かしてチートという感じだが、神童という面で今後もねじ伏せることができるのか、また自分の知らない敵が出てきた時に簡単に強くなってしまうのか、そこが気になる点

全体的に今後に期待といった感じ。概ね満足だったが豚ネタはどうかと思う。そんなのやっても別に面白くないしその文の影響でヒロインの魅力を書けなかったとなっていたら、主人公の悪い部分のほうが強く印象づけられてしまうのであまり気持ちのいいものではない。早く主人公には痩せてもらいたいなー...

 

 

豚公爵に転生したから、今度は君に好きと言いたい (ファンタジア文庫)

豚公爵に転生したから、今度は君に好きと言いたい (ファンタジア文庫)

 

 

 

近すぎる彼らの、十七歳の遠い関係2

久しぶりの学園恋愛もの。

 普通の文を久しぶりに読んだ影響か些細な部分が気になり地の部分がよく読めなかった。それは文がほとんど終止形で終わっていた点。1巻を見直してみたらこっちでも終止形ばっかなので、ただのコンディションの問題だった可能性。1巻の時は特に気にならず物語の内容は良かったと記憶しているため。

 終止形ばっかりだと読みづらかった点はそれが日記のように思えて物語が進んでいるように思えなかったためである。主人公の感情も多様に含まれていたらそんな風に感じなかったと思ったがあとがきを見た感じそこら辺を意図的に書かれていたようでした。しかしその影響か情景描写が丁寧にされていたと思いました。今後は久遠さんの作品は要検討ですかね。

 

恋愛脳だからかもしも和泉が健一のこと好きだったらとか考えている辺りドロドロしたやつが好きなのかなと再認識...

 

 

 

 

2017年2月読書記録

2017年2月の読書メーター
読んだ本の数:12冊
読んだページ数:4337ページ
ナイス数:3ナイス

リンドウにさよならを (ファミ通文庫)リンドウにさよならを (ファミ通文庫)
読了日:2月6日 著者:三田千恵
尾木花詩希は褪せたセカイで心霊を視る (ダッシュエックス文庫)尾木花詩希は褪せたセカイで心霊を視る (ダッシュエックス文庫)
読了日:2月8日 著者:紺野アスタ
世界の終わりの世界録<アンコール>3 熾天の女神 (MF文庫J)世界の終わりの世界録<アンコール>3 熾天の女神 (MF文庫J)
読了日:2月10日 著者:細音啓
世界の終わりの世界録<アンコール>4 異端の覇王 (MF文庫J)世界の終わりの世界録<アンコール>4 異端の覇王 (MF文庫J)
読了日:2月11日 著者:細音啓
世界の終わりの世界録(アンコール) (5) 降魔の大皇 (MF文庫J)世界の終わりの世界録(アンコール) (5) 降魔の大皇 (MF文庫J)
読了日:2月16日 著者:細音啓
幸せ二世帯同居計画 ~妖精さんのお話~ (電撃文庫)幸せ二世帯同居計画 ~妖精さんのお話~ (電撃文庫)
読了日:2月18日 著者:五十嵐雄策
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 10 (GA文庫)ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 10 (GA文庫)
読了日:2月22日 著者:大森藤ノ
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか9 (GA文庫)ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか9 (GA文庫)
読了日:2月22日 著者:大森藤ノ
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか8 (GA文庫)ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか8 (GA文庫)
読了日:2月22日 著者:大森藤ノ
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか11 (GA文庫)ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか11 (GA文庫)
読了日:2月23日 著者:大森藤ノ
近すぎる彼らの、十七歳の遠い関係2 (ファミ通文庫)近すぎる彼らの、十七歳の遠い関係2 (ファミ通文庫)
読了日:2月27日 著者:久遠侑
豚公爵に転生したから、今度は君に好きと言いたい (ファンタジア文庫)豚公爵に転生したから、今度は君に好きと言いたい (ファンタジア文庫)
読了日:2月28日 著者:合田拍子

読書メーター

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているのだろうか

異端児《ゼノス》編を読み終わり眠気が吹き飛んだため、珍しくまとめ。

一時の気まぐれ

 

9巻《邂逅》

異端児《ゼノス》と呼ばれる知性を持った喋れる怪物たちとの遭遇、そのことについて書かれてあり基本ウィーネかわいいとかのほっこり話。知性を持っている怪物たちは果たして地上の人間と分かり合えるのか、という感じで溜めの巻。しかしその裏では知性のあるモンスターで商売しているファミリアが活動しており...

 

10巻《救出》

怪物を売りさばき、血の呪いに従って人造迷宮《クノッソス》を作り続けるディックスとの戦い。ウィーネたちが囚われてしまい助けようと人間に相対し、立ちはだかるイケロスファミリア、そして黒い雄牛...

犠牲を出しながらもなんとかイケロスファミリアから異端児達を守りきった巻。しかしリトルルーキーは手柄を独占もといウィーネを助けるため冒険者達に牙を剥く。ひと休息つく巻

 

11巻《再戦》

リトルルーキーの失墜。地上にでてしまった怪物達が再び迷宮に戻るため、ダイダロス通りにて人造迷宮を目指す戦い。べル達VSロキファミリア。ベル達は立ち上がる、自分たちは知っているから、自分たちと相違ない知性を持つモノを。己が運命をかけて少年は走る、守るモノのために。今までのメンバー総出演、そして再会──再戦。知性を持つ怪物との遭遇に戸惑うロキファミリア。英雄回帰のために動くヘルメス。様々な思惑が混じり合う異端児編最終巻。

 

 

 

とてもボリューミーな構成。分厚かったため後回しにしていたが一気読みにより読了。様々なキャラが出てくるためキャラのおさらいはしっかりして読みたい。何人か自分の記憶と合ってるか怪しい...

2冊目で少しお預け状態を食らったが3冊目はそれに満足できる鯖らしい内容だった。正直、ベルの失墜から最後のアステリオス戦の英雄回帰は吐気がするが、p433のアステリオスの再戦における次の戦いの約束は熱くならざるを得ない、ベル君のライバルはやっぱり君なんだね...

そして気になることとしてアイズとウィーネの邂逅。ウィーネに対して恐れていたことから過去の部分に関係していてそこに踏み込んだ話が今後本編で語られるのかな?

また人造迷宮の鍵が4つしか出てきてない(?)がその点でどう波乱があるか。1000年の系譜であるが鍵の再利用については数代まであるから鍵はまだ出てくると考えられる。

人造迷宮、異端児が今後またどのような火種になってくるのかそこが楽しみですね。次編は休憩かな?再戦に向けて色々と落ち着くので再戦の刻が待ち遠しい...

精霊幻想記

 ランキングにも上位に乗っており気になっていた精霊幻想記をついに先日読み終わりました。とてもおもしろく分厚さを気にせず読み終わることができました。

 Web版も読み進めていて、書籍版とweb版は別物という話が聞いていましたが、最初からそれは如実に表れているかなと思いました。最初は書籍の方がから読んでいましたが書籍単体の感想を書きにくくなったので両方に触れながら思ったことを書いていこうかなと思います。

 

1巻 ベルトラム王国

 書籍版では転生までの流れ、最初の環境について詳しく書かれていて読みやすいなと感じました。最初リオと春都どっちの心を意識して書かれているかなと思いましたが、ごちゃごちゃしているという印象が強かったです。これから何にかあるぞという暗部もちゃんと書かれており、今後どういったことが気になるとともに楽しめました。リオは最初から何かを使えるわけでもなく、少しずつ少しずつ能力を表すように書かれていてよかったです。なおセリアさんも可愛いと思いますが気弱ながらリオのことについてちゃんと評価し好意を抱いているフローラの方が私が好きです。

 web版は環境はhardモード、リオ自身についてはeasyモードで進んでいるなと思いました。どちらかというと大学生の頃の記憶を色濃く残しており、最初から何でもできる子で書籍版より冷静で知能の高いなと思いました。書籍と比べてスピードが速くセリアの性格もさっぱりとした性格だなと感じました。

あと、王都を離れる際にリオが生きている情報という点はセリア、そこから通報で知り渡った一部しか知らない情報なので、そこが今後どう関わってくるのかなと感じました。

 

2巻 精霊の里

知識も身について必要最低限のことしかせず、相手の思いやりを考えながら行動しているので、リオの優しさを感じました。とても前世で廃人になったとは思えない...それだけ6年間は実りのあるものだった感じました。リッカ商会についての描写も深く触れず匂わせる程度で終わっていましたし、全く知らない転生者が出てきたのは初だったので今後どう関わっていくのか期待。

妹キャラの登場もあり、甘えん坊のラティーファはとても可愛かった。ラティーファに転生者と伝えるシーンがありましたが、書籍版では頰を染める程度の描写で終わってしまっていたので寂しかった...ですがweb版の「ラティーファの軌跡」に鈴音としての気持ちがありありとよく書かれていてとても萌えた(イイゾ、モットヤレ)

 

3巻 ヤグモ地方

リオの出自、そしてある側面についても触れる話。リオの側面は今まで紳士な対応だった分驚きがでかかったしどれだけトラウマだったか、リオとしての復讐という気持ちが挿絵でもよく表れ、深い闇を抱えていたかのがわかってすごく良かったです。

そしてここにきて春人の面が出ているかで大きな差があったと思います。書籍版ではリオをベースに書かれてるように少しずつ少しずつ情報を出してあまり違和感を感じませんでしたが、web版では春人の大学生としての知識も村のためにと一気に様々な知識を村の人に教えて行ったのでチーターだなぁと感じましたw

3巻のヒロインはサヨ。フラグを建築しまくっててついに告白されたリオ。真正面から相手に好意を向けられてもこの対応できるのナンダカナー...次の再開も匂わせる終わり方だったので再開の時が待ち遠しい!

 

4巻 再開

今回は春人について踏み込んでいった巻。美春や勇者などキーパソン的な位置の人が一緒に召喚されて、これから何かが始まる雰囲気。今まで美春のことしかよくわかってなかったが妹もいて、その関係も詳しく書かれていたが不仲なようでまだまだ爆弾抱えてそう...そしてついに契約精霊登場、スペックはリオとほぼ同等という感じでこれからの旅も楽になりそう、アイシア可愛い!

あと、あとがきにも書いてありましたが、4巻から顕著にweb版と違っていたなーと。4巻読み終わった直後にweb版で該当するあたりを漁っていましたが、クーデターとかなんやねんそれ状態でいましたwここから物語としては道筋が大きく変わっていきそうですし速く読み進めたい、とともに文庫版も速く続きが読みたい!

 

 

 

とまあこんな感じでとても精霊幻想記面白かったです。

正直なところweb版を先に読んでいた場合、リオがチート状態だったので読むことができなかったと思います。文庫版はその部分がソフトになっていたのでスラスラ読むことができました。web版は3巻の途中までしか読めてないので早く続き読んでいこうかなと思います。

厚さも気にせずスラスラ読めるので私からは文庫版からの読了を強くオススメします。