君に恋をしただけじゃ何も変わらないはずだった。
君に恋をしただけじゃ、何も変わらないはずだった (宝島社文庫)
- 作者: 筏田かつら
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2018/03/06
- メディア: 文庫
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君に恋をするなんて、とは一風変わったジャンルの小説。
今回は恵麻の親友、久美子のお話。広島の大学の話で、とある筋から聞いた話だと大学にも取材を行っており、社会学部と繋がりがあってもおかしくない学部はどこか?というところまで突き詰めて書いていたらしく、取材を頑張ってるんだなと感じられた。
舞台は広島ということもあり小学1年生まで住んでいた自分としては少し懐かしかった。まあ小学1年生の記憶量なんてたかが知れてるが。あと地味に方言なんかもちょっと感動した。
話が変わるときに三苗の漫画が挟んでありいい感じにこの物語を表現している。ちょっとずつってのが気になって読了後に全部読んだが、先が分かってる分読みやすかったです。
以下、超個人的な感想のため駄文
今回はそこまで合いませんでした。それは前提として篠田さんは甘酸っぱいすれ違いの恋愛模様を描いてくれると期待していたが、想定したのとの落差の影響で評価が下がってしまった、という点が強かったと思います。
ですが、改めて他の方の感想を覗きに行くと、確かにそこは良かったな、という場面がいくつかあり、人間先入観で自分の期待と違ってたからってすぐさま否定はないよね、と思いました。
まあでも、自分好みは甘酸っぱい青春なので「ありえない」の方を推して今回の記事は終わり。