僕と死神の七日間
内容としては死神からあなたは残り七日間の命ですと死神から告げられてしまう。曰く、死神の見えるものは同じく死期が1週間以内の人間であるため側から見れば死神とのやりとりは病気なんじゃないかなという定番のもの。死神は心残りがないという主人公と一緒に未練を探してあげる、そういうお話。
展開としては王道、一人だった主人公…(読み返してみたけどもしかして『僕』の名前がもしかして載ってない???書いてないなら粋な演出ですね。だったら最後の名前の部分は互いに伝え合うってのがセオリーだと思うけど…)
といった感じで一人だった主人公が死神と残り時間を過ごしていくにつれて彼女の存在が大きくなってしまい結果として未練ができてしまう、死神と一緒にいたいという未練が。
最初に書いた通り青春小説よりで一人の男生きる意志が戻る。兄に憧れ、兄になろうと思っていたが自分は自分にしかなれないと前を向くことができた少年。王道ながらベタだけどよかった作品、名前が出てるか気になるので気が向いたら再読なんかもしておきたい。『僕』は果たして何者なのか?