旅に出よう、まだ見ぬセカイを求めて

気の向くままに本の感想とイベント日記

ぼくたちのリメイク 5

 

ぼくたちのリメイク5 ぼくたちに足りないもの (MF文庫J)
 

 

過去に戻った橋場が思う今の僕たちに足りないもの。それを埋めるような巻数、多分。
 
話としては現代に戻ってモチベーションの下がってしまったシノをどう奮い立たせるか四苦八苦するお話。そしてそのキーパーソンとなるのが斎川と新キャラの黒田。
新キャラの黒田は口絵の時点でオーラが出てきたのでわかりやすかったぶん少し肩透かし。個人的には優しい顔して裏では非道といったテンプレだけどサイコパス的な話の通じない奴が欲しかったりと思ったり。(サイコパスなおじいちゃんの影響でこんなこと思ってない…はず。それはそれとしてDBDは面白いゲームだと思うからみんなやろうね!)
2年生になった彼らだが、普通に水着回とかもあったりして日常的な部分も楽しめた。しかしやっぱり準備感といった感じはあるので次の作品でどう消化させてくるかがきになるところである。
 
あとこの作品で思ったのはやっぱりラノベにはきついよねって。大体1巻簡潔になっていないので引っ張っていく構成になっており読者に結構なフラストレーションを溜めていく構成になっている。実際それによって3巻読み終わってから投げてしまおうかと思ったほどだし…。この展開が多く続きそうなら今後は2巻ずつまとめて読んでいくかもなー。まあ作品の都合上それは仕方ないんだけど、そんなポンポン文庫一冊ごとに創作できたら時間の進みが早すぎるからね。