旅に出よう、まだ見ぬセカイを求めて

気の向くままに本の感想とイベント日記

真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました 2巻

 

 スローライフ詐欺タイトルの2巻目。そろそろ題名が長いので略称を作者に聞いておきたいのだけどこれってなんだろうね。ということで2巻は、街に薬物が出回ってしまっていることがメイン。そしてその裏で画策しているデーモンとレッドに会おうとしている勇者の仲間たち。

 
今回の見所はなんだろう...いろんな要素があってどれがいいのか正直わからないと言った感じではある。タイトルでスローライフものだというものがわかっているのに戦闘があったりデーモンの策略があったりと全然スローライフで日常のほのぼのとした空気じゃなかった!とだけは言える。でもちょいちょい日常的でニヤッと出来る部分もあるので美味しいとこどり感はすごくある。
伏線として森の中で出会ったアリスがどんなストーリーを持ってくるかに期待。アリスらしく不思議の国っぽいのが来たら面白いかもね。
 
早くに3巻で再会する感じなのでどう断るのかが楽しみですね。なぜ元のパーティーに戻らないかはあとがきで雄弁に語ってあります。これは最初から最後までゾルタンで暮らすレッドとリットの幸せになる物語であると。
あとスローライフという点で考えてみたが、薬屋とスローライフって間違いなく結びつかないよね、というお話。
薬屋の需要がある→けがor病気の発生→事件の可能性→それに首を突っ込まざるを得ない
以上の図式により、薬屋でスローライフって程遠いよねって地味に思ったり。まあスローライフものは好きだからいいけどタイトル詐欺ではある、うん。