ジャナ研の憂鬱な事件簿 2
・耳なし芳一の夜
・手紙
・キマイラの短い夜
今回からだと思うが、章題以外にも挿絵が追加されてラノベっぽさが現れた印象。絵で表現できるってのは強い、可愛いってのが一眼でわかるからね。
今回一番好きだったのはキマイラの短い夜。オチ的にはすぐに分かったが(まあ露骨にヒントが出ていたわけですし)、ダブルミーニングをしていて素晴らしいと感じた。題名だったり作者名だったり。劇の意味が他のところにも繋がっている…こういうのが自分的に欲しいんですよ、作者名は全然考えてなかったからちょっと固まった。エピローグのifは悲しきかな、人生ってなかなかうまいこと進まないよね...
3巻読んだ後に書いていてあれだが、読んでいて若干思ったことは前回思っていたこの作品の良さってなんだろうって思ったけど、氷菓と比べるとラノベっぽさが全開なところじゃないかなと思いました。挿絵がある点だったり恋愛方面に話を絡めて行ったり。挿絵は言わずもがな美麗なイラストは読者を刺激するわけで、恋愛だとあっちは摩耶花と里志がくっつきそうでくっつかないって感じで、折木と千反田はほわっとその描写が表現されてるくらいだから、こっちみたいな周りが突っつくような環境はあまりないし。ですので今後はミステリ的な要素も楽しみですが、二人の関係についても期待