旅に出よう、まだ見ぬセカイを求めて

気の向くままに本の感想とイベント日記

ジャナ研の憂鬱な事件簿

 

ジャナ研の憂鬱な事件簿 (ガガガ文庫)

ジャナ研の憂鬱な事件簿 (ガガガ文庫)

 

日常の謎4編。最近自分はミステリー系はこっちがあってるなと思っていたが氷菓みたいな雰囲気があってとても好きでした。

 
・ノート消失事件
・聞こえない声、謎の手話
・親友が負けた理由
・Good Bye, Bloody Deamon
 
ちょっとしたノート消失による推理についてだが、あれだけの情報でどんどん答えにたどり着く様子はとても気持ちいいし面白かった。
みんなが知らぬ間に話題にしていることって誰しも気になるわけで…高校生のその部分を表していて最後の謎の動作の意味回収も利にかかっててうまいなーとしか言う言葉がない。そういう発送できるのが素晴らしい。
何にでもすぐ出来てしまい、それに追いついて来れなくなってしまい孤高に苦しむ親友のお話。何にでも上達していくってのはいいことだけどその気持ちをわかってくれるのは高校生のコミュニティの中ではそんなにいないからこうやって抱え込んでしまうってこともあるのかもね。
序盤に出てきたときはなんだろうと思っていたが、童話に関係するということがわかったら導き出せた。いろんな童話について書かれていたがちゃんと知らない物語が多かったw自己犠牲による物語からココロコネクトだったりも思い出した。本当にDeamonは幸せになれたんだろうか?
 
ミステリーは最近また読み始めたが、日常の謎はやっぱりいいね!1話読み終わった時点で好きな物語だと思い今後も読んでいきたいと思った。自分の中では氷菓の分が大きくなっているのでこの作品らしさを早く見つけたい、どうしてもあっちに意識を持ってかれてその延長上に見ている節もあるので。
あ、でもメガネのギャップ萌えはすごくいい!メガネキャラだと普通に思ってたが、外してる部分が結構あったので早くその姿を見たい。ちなみに絵は話が変わるときと口絵のみ。