旅に出よう、まだ見ぬセカイを求めて

気の向くままに本の感想とイベント日記

教え子に脅迫されるのは犯罪ですか?

 

教え子に脅迫されるのは犯罪ですか? 1時間目 (MF文庫J)
 

 さがら総の新作、最後にはあとがきではなく解説がついてるなんて珍しく内容塾講師ラノベ作家もの

 
話題を聞き読了。内容としては塾講師メインの話で作家部分はおまけ程度。だが作家の心得は十二分に得られる。自分が気分良くなるだけならネット小説があるよってね。塾講師については詳しく書かれておりそんなルールもあるのか色々発見はあった。自分は公文勢でしたので新鮮
 
犯罪という題目から分かる通り脅される塾講師だが、もう少しパンチの効いた展開があっても良いのかなと思った。講師中二病が居るが展開としてはありえる展開の範囲でうまくフィクションで話であることを忘れられなかった為どうにもこのキャラいないだろと思ってしまった。
 
あと、ラノベ作家もの共通に言えることだが、どんだけ素晴らしい文章と書かれてもそれは作中ではうまく語られない。なぜならその文章かけるならその文を使って物語を作っていけば自ずと名作が出来上がるはずだからだ。漫画だと絵と活字で構成されてるから見開きとかで遊びやすいというのもあるけどラノベだとなかなか…...そこがラノベの弱いところかなって。活字での遊びが欲しくなるけど、今作だとホモなのとごめんがそれに当たるかな。
 
2世モノを最近よく見かけるが正直うれしい。しかし前のキャラが出てきて嬉しいのであってその作品の強みを発揮出来なければその後を楽しむアフターストーリでしか無い。差別化の部分を強く書いていかないと2世ものって本当に生き残るのは厳しい、気がする。この作品はハッキリとは書かずに匂わせる程度だったけどね。果たしてロリでコンな人に注意を促すあの人や豆の人は出てくるんでしょうか。外国の子が一番動かしやすいと思うけどね。