旅に出よう、まだ見ぬセカイを求めて

気の向くままに本の感想とイベント日記

※妹を可愛がるのも大切なお仕事です。

 

※妹を可愛がるのも大切なお仕事です。 (MF文庫J)

※妹を可愛がるのも大切なお仕事です。 (MF文庫J)

 

 作品至上主義における編集者のお話。売れるためにはどうするべきか、そんなことがわかるラノベ作家モノ。現代らしい攻め方が描かれている作品かなと個人的に感じた。自分もある単巻作品が話題にならずに時が経ってしまったので悔しい気持ちが最近あったのでよくわかる。

現在だといろんな娯楽があるし本なんて映像なんてないから情景は自分のなかで補完しなければならない。だから売れている、人気作を買うことによって当たりだけを読んでいくのが賢い選択なのだろう。だけど意図的にその注目作を作り上げることで成功していくのもあるというのが今作のことなんじゃないかな、時期は少し惜しいけど。
最近でこういう例で重い浮かべたのは「ありえない」かな。徐々に徐々に口コミであの作品は話題になっていったと思っているので。
 
とりあえず、最初巳月に対して無茶苦茶な展開に読者が納得できないと書いていたのに脈絡もなくお気に入りの執筆モードが下着で、その描写はその後描かれず説得力もなく進んでいたのでそこってどうなの?てその不満点が残っててあまり好きじゃない。あと作家のやばい泥臭さは自業自得としかないのでなんだろう...納得できない、報連相大事。
 
ちなみにHiten先生の絵、大好きです。
 
あと作家と一人カキフライの関係性って何???