旅に出よう、まだ見ぬセカイを求めて

気の向くままに本の感想とイベント日記

ひげを剃る。そして女子高生を拾う。

 

ひげを剃る。そして女子高生を拾う。 (角川スニーカー文庫)

ひげを剃る。そして女子高生を拾う。 (角川スニーカー文庫)

 

 事案発生しそうなタイトル。

IT企業に勤めるおっさんが5年間片思いの上司に告白して、その帰り道に女子高生を拾ったら、そんなお話。スニーカーらしくとても攻めている内容、ほぼアウトですよこれは。

 

(以降思いっきりネタばれこみ感想)

後藤 最初は某ちっちゃいとら的な立ち居位置かと思ったが5年間というフレーズも出てきたしびっくりしてっていう面の方が大きかったかもしれない。若い子には負けたくない、癪だからというのもわかるが果たして後藤さんが素直になれる日は来るのか?

 

三島 自分が面倒見てそれが成長するってそれだけでもう意識してしまうからほんと策士ですわ、一体どうやってうまくやってるのか非常に気になるけど。事情を知った組みなのでこれからはめっちゃ踏み込んできて場をかき乱してくれるでしょう、期待!!

 

沙優 本当に必要とされるか不安。三島の話でもあったが自分がいなくても世界を回るって考えた時に何を頼りにしていきて行くかは、見つけるのほんと大変だし怖い。みんな誰かの特別でありたい。沙優のわかりやすい特別な求め方は間違ってたけどいい人に拾ってもらったなとしみじみ思う。相手に想像させるような攻め方が難しいと思うので今後の小悪魔的な行動に期待。

 

まだ一人暮らしをしたことがないのでわからないけど何と無く想像はできる。帰ったら風呂が用意されていて夕食も準備できていて、そして喋る相手がいる。仕事をしてお金が潤ってもそこは絶対埋まらないよね

余談:〇〇やまさんの作品が脳裏によぎった、その後日談というかifルート。