旅に出よう、まだ見ぬセカイを求めて

気の向くままに本の感想とイベント日記

4 Girls

 

4 Girls (メディアワークス文庫)

4 Girls (メディアワークス文庫)

 

 4人の少女が体験する物語で4つの短編集。

 

scratches

好きな女子に告白するも振られてしまった少年がなぜかその相手に無理やり連れられて電車に乗りサボることに

プシュケの涙と連動している部分があるらしいですが読んでいないのでわからなかったので近いうちに手を出そうかな。くろべえ、一体何者なんだ。そしていい話なんだが何がいいか言い表せない

 

Run! Girl, Run!

憩いの場所である店にホームステイで訪れた青年を街に案内することになってしまった少女のお話。

言葉の壁はあるが伝えようという行動があれば相手に気持ちは伝わる。じっとしたって始まらない、変わるためには動き出せ!そう思わせてくれる作品。

 

タカチアカネの巧みなる小細工

少女に頼まれて×(ぺけ)子と⚪︎(まる)太郎という人形を売ることになった少年のお話。

下駄箱で交わされる少女との交流。ペア人形ってなると恋愛ものだよね、この二つの人形を互いに交換し合う、ヘヘホプロピレ星雲とかそういう恋のおまじないっていいようね、かわいい。

 

サブレ

ベランダで交わされる女子高生とおじさんのお話。

カネは汚い、いろんな意味で。一人だけで作業するよりも楽しさを共有してそれが嬉しいと言ってもらえた喜びといったら。喜んでくれた笑顔は自分も幸せにしてくれる