流れ星が消えないうちに
ハードカバー
旅行で死んでしまった加地に関係する二人の男女──親友であった巧、恋人であった奈緒子──の物語。
たまにはこんな小説を読むのもいいな、と思える作品でした。ジャンルとしては恋愛(?)ですかね
いきなりいとなみのシーンが入ってきたので戸惑いましたが最初の部分だけなので割と良かったと思います。エロ方面はやっぱり私は苦手なのでね、少なくて助かった。
今の自分にはこの作品が何を伝えたかったのがイマイチ理解できていなかったのでまた読む機会があればそこらへんを意識して読んでいきたい。
加地について、
このような達観した友人を持つことができていたら、今の自分を形成する要素に入るんでしょうね。今自分は考えは他の人よりちょっと上をいってると感じてるイタイ子ですから。だってみんなあれだもんシカタナイネ(反省の色なし)
”できることがあるんなら、やってみるべきだと思うぞ”
”考えてばかりじゃ駄目だ。動いてこそ、見えてくるものがある”
この二つのセリフがとても印象に残りました。自分は考えてばかりで、行動をすることはあまりなかったのでこの二つがとても刺さりました。もう人格は形成されてしまったので今更こんなことを言われても変われませんけどね(おい)
人の死は必ず訪れる。そしてそれをどう受け止めるかは人それぞれである。今の自分としてはあっさりと”死んでしまったのか...”という気持ちを抱くことしかありません。見返したときの自分の回答がどうなっているのか、よく考えてほしいなー
夢を追うこと、40になって第2の人生を歩もうとしているが自分は今の生活に満足しているだろうか、そこらへんを読んでいるのならば未来の自分に問いたいですね。