旅に出よう、まだ見ぬセカイを求めて

気の向くままに本の感想とイベント日記

放送中です! にしおぎ街角ラジオ

 ──あらすじ──

西荻窪。東京23区内にあるのに、どこかゆるりとした時間の流れるレトロな街。そんな街の片隅に、いまどきちょっと懐かしいラジオ局があった。放送範囲は西荻窪駅から半径数百メートル。担当するのは、夢破れてしまった大学生三人組。それぞれに夢を抱えつつも足踏みしている三人が、何かの拍子に放送を耳にしたリスナーのご相談を解決したりしなかったり、たまには夢を叶えたり。今日もにぎやかに放送中の街角ラジオ、あなたも聴いてみてください。

 

夢を抱えつつもその一歩が掴めない大学生たちがお送りするラジオ放送。職業モノ、いいですね。それぞれの夢を規模は小さいですが叶えることができるというのはいいですね。放送に関しては最初の慣れていなくてグダグダ感にほっこりしました。こんな放送があるのならラジオもたまには聴いてみたくなります。(家にあるのは壊れてしまって聴けませんが...)

この作品を読んでいると誰かと協力してこそ成功は得られるものだしそれを支えている人たちがいるというのをよく感じました。リスナーあってのパーソナリティー、パーソナリティーあってのリスナー、どちらもかけてはいけなくて。

 

話の終わり的に続けられる内容でしたので一歩踏み出したその後の様子とか読んでみたいですね。仕事は簡単ではないという新人に立ちはだかる壁、そんな展開を読めていけたら面白そう。次巻が出ることがあれば読んでいきたいです。