旅に出よう、まだ見ぬセカイを求めて

気の向くままに本の感想とイベント日記

災厄戦線のオーバーロード

災厄戦線のオーバーロード (富士見ファンタジア文庫)

災厄戦線のオーバーロード (富士見ファンタジア文庫)

 

 チートすぎる能力を持った男とポンコツ(?)すぎる能力を持った少女とのちょっと変わった教官モノ。一人称の複数視点により構成

 

内容はとても面白かったです。銀が言ってた通り弱い能力をどう工夫してか頭を使い、絶対に勝てないであろうと言われる戦いを勝つのは男子にとって面白いのは言うまでもありませんよね。その点に関してだとホント夢が叶わなくて残念でしたねwしかし、教える立場になり導いた弟子が成長する姿を見るのはそれはそれでいいもの。

この作品で特に気になったことは一人称の視点がキャラほとんどにあるので、視点がコロコロ変わり読みづらいということが難点でした。1巻であるためキャラの特徴は把握しきれていませんので誰が語り手なのかよく分からないと言う状況が多々ありました。最初白と黒で分かれてるのかなと思いきや、進むにつれてキャラが増えるごとにそんな法則ではないことにも気づきました(汗)

あと読み終わってから感じたことは表紙詐欺だった、ということでしたかねw少女が剣を持っていますが、少女の本当の武器は剣ではありません。予想外のモノを武器として引っ張り出してきておりその部分もとても楽しめました。