旅に出よう、まだ見ぬセカイを求めて

気の向くままに本の感想とイベント日記

フレイム王国興亡記 3

フレイム王国興亡記 3 (オーバーラップ文庫)

フレイム王国興亡記 3 (オーバーラップ文庫)

 

信用は積み上げるのが大変で失ってしまうのは一瞬のこと。前回ソニアといきなり険悪になったがロンド・デ・テラが港湾都市として発展できるのか?そんな話。

 

商人にとって港はやはりたくさんの荷物を運ぶこともできるので重宝される。しかし事業を始めるとなれば失敗するかもしれない。商人たちはできるだけノーリスクで肖りたい、そんな思惑が見えますね。俗に言うフリーライダー*1というのが割と近いかな。いつも通り経済のことでも勉強になるので面白い。そして株式会社の登場。これは詳しく知らなかったのでとても勉強になった。株式会社の結果については本にて...

 

今回はまた戻ってエミリのターン。口絵のウェディングドレス姿素晴らしい!しかしそこに行くまでの展開は胸糞悪くてとても腹が立ちました。ですが最後にはスカッとする展開だったのでとても満足です。そしてウェディングドレスの次の口絵がアレってのは笑えました。そしてマリアの照れたシーンもちょっと覗いていましたね。1.2巻は書泉の方で買って特典小説の方である意味では読むことができていましたが、これでマリアの人気が上がったりしないかな?w

 

この巻でテラ陣営の方は浩太への気持ちを再確認していたし、これからどう絡んでいくか非常に楽しみです。大学で関係を深めていなかった影響か、相変わらずのニブチンっぷりで今後どう親交を深めていくのか楽しみです。

 

浩太の言葉も今回身にしみて感じました。

「与えられた場所を嘆くのではなく、その場所で最高のパフォーマンスをしろ」

ブラックは例外だと思いますがwゆとり世代には耳が痛い言葉だと思います、この世代には比較的簡単に物事を諦めてしまうと思うので...悲観するのではなく努力しろ。それを意識して今後は生活したいですね。

*1:道路、公園などの公共財は、利用者を選別したり制限したりすることができない。公共財のこうした特性を悪用し、負担なしにこれを利用する行為をフリーライド(ただ乗り)といい、フリーライドする人々をフリーライダーという。