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気の向くままに本の感想とイベント日記

フレイム王国興亡記 2

フレイム王国興亡記 2 (オーバーラップ文庫)

フレイム王国興亡記 2 (オーバーラップ文庫)

 

 新ロリキャラ、ソニア登場!紙幣を扱う問題、銀行についての論争がメイン

 

経済系の話はやっぱり肌に合ってるようでとても面白く読める。前回エミリの魅力が爆発してましたが、今回は表紙の通りエリカと新キャラのソニアが映えてました。てか口絵でエリカの後ろ姿描かれてるがエロいですわ...ほとんど肌むき出しだし寒くないのかな?wソニアは非常に聡い子で今後の展開で場をかき乱しそうで楽しみ。目に見えて浩太への態度が変わってきていたので今後二人はどう気持ちをはっきりさせるのか気になるところ。

 

なにか面白いことが起こっていたら気になってしまうのが人の性。そんなわけで今回はソルバニア王国が絡み、王国との論争。都市と一つの街じゃ上下関係はわかりきったもの。2巻目にしていきなりテラのピンチになってきたので、やはり発展するのは難しいところ。

 

交渉においてはカードを切るのが勝負の分かれ目。どれだけ手の内を相手に見せず、相手をハメることができるか、その点で今巻は攻めたり痛いところを突かれたりと紙幣を使う上での必ず起こる問題を扱った論争は勉強になりながら読めました。

 

学校について触れていたが、浩太の意外な部分も垣間見えたし今後浩太についてはどんどん掘り下げてほしいですね。

 

 

※追記

銀行、紙幣について今回は詳しく触れていたのでこの動画を知っていたらもっと面白いのではないか?と思いこちらの動画を紹介しておきます。この考えから見て分かりますけど、最初に銀行を開発したゴールドスミスは本当に頭がいい...ずる賢いですねwこの作品では銀行の取り付け騒ぎ*1(動画7:08あたり)が起きにくくするために10年間は白金貨を1万枚銀行に預けさせていたのがよくわかります。街が発展するにはお金が必要ですからね、貸すに当たっても余裕を持っておかなければ一歩間違えれば破産してしまいます。


お金ができる仕組み。銀行の詐欺システム money as debt (日本語字幕版 ... 

*1:特定の金融機関や金融制度に対する信用不安などから、預金の取戻しを図る(=取り付け)預金者が一時に店頭に殺到し、混乱をきたすこと。