旅に出よう、まだ見ぬセカイを求めて

気の向くままに本の感想とイベント日記

君の思い出が消えたとしても

 

君の思い出が消えたとしても (宝島社文庫)

君の思い出が消えたとしても (宝島社文庫)

 

 突然1ヶ月後にあなたは死にますと告げられることで始まるこの作品。雰囲気的には死のことだったり思い出の価値で死後に寿命が手に入るということで三日間の幸福を思い出したが、こちらは過去にも寿命伸ばしてやり直しの機会もあるとかであっちとはその部分では違う。(まあ思い出を過去には使わず生きていくけどその理由については真っ当で前を向かせるものだよね)なぜそのような機会を手に入れたかというきっかけも良くて普段から周りに対して気を配れる人になりたいね。

 
最後の展開は正直予想がつかなかったので未来に生きた結果、思い出がなくなってしまったが気になるけど、一冊で綺麗に纏まってるしその点ではすごく良かった。
 
後悔はいい思い出になる理論は好き。自分の中の後悔といえば小さいことだとラノベかな、もう少し早く知ることができたならもっと読むことができたのにと社会人になって思う、今では時間が全然取れないからね。