旅に出よう、まだ見ぬセカイを求めて

気の向くままに本の感想とイベント日記

ファイフステル・サーガ

 

 魔法的な要素は二つあり、一つは自分が死ぬ瞬間を見るという『アヘンレムの聖女』と相手の本心を曝け出す『魔王の右手』。自分が死ぬ未来からどうにかして未来を変えようと足掻くカレル。保身のために暗愚などと呼ばれているが、中身は様々な知略をめぐらせるヴェッセル。といったダブルヒーローといった感じでどちらも知略型で相手を出し抜いていく感はうまく決まってとてもスッキリするお話の構成。

 
新たな戦記物を読了。舞台は中世で剣の世界で出てこなさそう。師走トオルの作品は初めて読んだが好感触で昔の作品にも手を出したくなりました。ファンタジーな剣世界だが、アルティーナにどこか似ている雰囲気があり、知略を巡らして問題を解決してくってのがとても面白かった。
 
まだまだ下地作りといった感じで魔王が出てくるまでは結構時間かかるくらいかなといった感じだけど続きも楽しみ。