静かの海
静かの海 その切ない恋心を、月だけが見ていた 下 (宝島社文庫)
- 作者: 筏田かつら
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2018/06/06
- メディア: 文庫
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就職前の大学5年生と小学6年生の一方通行な恋愛模様。上下巻に分かれてるがまとめて感想。ボーイミーツガールからの大学生には彼女ができて自分が好きだと伝えられなくて、そして年齢の壁に胸が苦しくなるとかそんな感じのお話。
ほぼ1年間の内容を詰め込んだわけだが個人的に惜しいというか欲しかったところは未来の話。小説だからこそ思いが色あせないってところを見せて欲しいし、約束守って釣り行ったりいいところ就いて雇ってあげたりと二人のその後が見たくなってしまったのでそこは残念。卒業と同時に終わりだったから良くも悪くも失恋の話で特に進展もなく終わってしまったので恋愛面を摂取するには向いていない作品であった。
この作品の強みなんだろうなっと思ったけど特に思い浮かばない...年の差だったり小学生だったりといろんな属性があると思うけどこれだっていうアピールが弱かったのも自分の中で刺さらなかったのかも。話を展開するには若すぎたよね。
やっぱり自分は君恋が一番好きですね、ということを再確認。そして月がきれいが見たくなった。こっちは未来の話があったしちゃんと気持ちを伝えることができたし。この作品の味がこの終わり方だっていうのはちょっとわかるけど...