旅に出よう、まだ見ぬセカイを求めて

気の向くままに本の感想とイベント日記

笑う書店員の多忙な日々

 

笑う書店員の多忙な日々 (メディアワークス文庫)

笑う書店員の多忙な日々 (メディアワークス文庫)

 

 

・本屋さんでのアルバイト
・欲しがっている本の内容は大体当てはまらない
・夜回りドーナツ屋台
・一つの本を売るということ
 
お嬢様高校に通う澤が小さな本屋でバイトをする、そんなお話。全体的な印象としてキャラの入れ替わりが激しくどんなキャラだったっけと思うこともしばしば。ラノベを中心に読んでいる影響か高校生に注目が行っていたが、最後の題材的にそれはどうにも違ったようで誰を主人公として書いているかがわかりにくかった。
 
1番好きな話はやっぱり最後の話。現実ではそんな方法ほぼ無いけど自分が売り込もうとしかけた本がきちんと結果を出し、そして楽しみにしている読者がいる、そんな結果になったらなんと嬉しいことか。Amazon電子書籍の影響で町の本屋が...って現状もあるからなかなか世知辛無いね。
 
全体的に不満点は残るものの結構楽しめた。