旅に出よう、まだ見ぬセカイを求めて

気の向くままに本の感想とイベント日記

片想い探偵 追掛日菜子

 

片想い探偵 追掛日菜子 (幻冬舎文庫)

片想い探偵 追掛日菜子 (幻冬舎文庫)

 

 

・舞台俳優
・お相撲さん
・天才子役
・覆面漫画家
・総理大臣
に恋をした!
 
な展開でお送りする日常の謎的な話。
ストーリーとしては、追掛日菜子は『推し』な人が一定期間で変わってしまう高校生なのだが、追っかけもといストーカーを始めた相手は必ず何か事件に巻き込まれている。そんな直面した謎に対してSNSなどを駆使して謎を解決していくというちょっとアブノーマルで現代的なミステリー。
 
タイトルだったり表紙から面白い作品だろうなと思ったがやっぱり当たり。いい感じに尖った作品で大変よかった。謎の解決の仕方も今時らしくSNSを駆使して解決するという現代っ子。いやはや、迂闊なこと呟いて要られませんよ。発言一つで 行動パターンが予想されるは自宅の位置だって割り当てられちゃうもんなんだから。みんな自分の発言には気をつけないとダメだよ!(主題として置きたい場所は違うと思うけどね)
 
短編集で5編あるわけだが、オチが毎回面白くて笑ってしまった。どれもきっかけとしては少しわかる面があるので自分もそっち側の人間だったりしてな。あと天才子役は恐ろしい、はっきり分かった。人間てどういう二面性持っているか怖いよね(持ってる前提で話をする)
 
続きも出たら読みたい+最後のオチがいつも通りすぎて続いてもおかしくないと終わり方だったのでもっと日常の謎読みたいな。そんな感じ