旅に出よう、まだ見ぬセカイを求めて

気の向くままに本の感想とイベント日記

天才王子の赤字国家再生術~そうだ、売国しよう~

 

 知力で戦う国家再生物語。しかしてその王、最高に運が悪し...

・国打ってトンズラしてええええええ!
・皇帝崩御、動き出す諸国
・目論み外れる、しかして名声は上がる
・5000VS30000
・その男の逆鱗、触れるなかれ
 
軍略もの。やっぱ自分にあってる作品はただのバトルではなくて知略をめぐらして相手を思い通りに動かす、そういった作品の方が好きだなと実感した。
さて内容はいろんな策をめぐらして問題に立ち向かうが、思ったよりも効果を発揮してしまい、自分の目論んでいない方向へどんどん話が進んで行く、そんなギャグ調ありの国家再生もの。この作品の一番の魅力はそこなんじゃないかな。展開的にも気持ちいいし、うまくいき過ぎた結果の言動も面白いしで。
ヒロインはニニムオンリーだと思うが、妹も案外なりそうな雰囲気なのでそこらへんも非常に気になる。あと最初にふっかけてきた帝国のフィシュだったり。
 
あと、誰かのために必死になれる人間てやっぱり素晴らしいとも感じた。それだけで一人の人間押して素晴らしく思えるからね。それとニニムの立ち位置が結構気になった。まあなんにしても最初の土台固めといった話ではあるが、魅力的なキャラクターがいるため続きも非常に楽しみ。