ブギーポップは笑わない
古き名作ということで、アニメ化も決まったので読了。
脇役たちの物語。一人一人の物語としては全体像が見えないが読み終わることによって一つの物語が見えてくる、ブギーポップ以前はファンタジーだったがこの作品を境に学園バトルも増えてきた、とか
いろいろな人物のエピソードが入っており、この「笑わない」1冊をすべて読むことによって物語が完結している、その技法はとても素晴らしく名作というのは納得の一冊。群像劇のような物語はデュラララ!!も読んでいなかったので新鮮でした。
惜しかったのはみんなが感じているような感動は味わえなかったこと。時代が違っていたらそのような感動を味わえたのかなと思いました。また、一方でこの作品が古典と呼ばれるのは、これを境に学園ファンタジーが増えたことからなのかな?そこらへんが気になります!!
絶賛している人の意見を思う存分聞きたいのでアニメ化の時にまた調べて見たい。