旅に出よう、まだ見ぬセカイを求めて

気の向くままに本の感想とイベント日記

楽園のつくりかた

 

楽園のつくりかた (角川文庫)

楽園のつくりかた (角川文庫)

 

 図書館から借りた本。前回と引き続き笹生さんの本。図書館行くときは一般小説の方も1冊借りるように意識しているがたまたま前回と作者が被って驚き。まあ同じ場所見てたから十二分にその可能性はあるのですが

 

裏のあらすじに書かれているように

1馬鹿丸出しのサル男

2いつもマスクの根暗女

3アイドル並みの美少女(?)

と繰り広げる田舎生活。

難しい年頃の少年少女を素晴らしく表現してあるなと感じました。内容としては150pしかないからラノベ以上に話は動かないのにとても楽しめました。根暗女と美少女は山村留学生として田舎の学校にやってきていたがどの子も闇を抱えているが、しかしその闇を抱えながらもとても強い少年少女だと如実に表れていた。サル男もなぜ馬鹿丸出しで行動してるけどこれは自分もちょっとこういう面があるかな。

優のメールについては、なんか大人な対応を取っていて不自然とは感じていたが読み進めて納得。通りで納得のいく展開に進ませているわけだ。解説でも書いてあったように2回連続で適当に借りてきたところもあるし、見所のある作家だ