旅に出よう、まだ見ぬセカイを求めて

気の向くままに本の感想とイベント日記

《第五回》管理人が勧めるジャンル別ライトノベル〜番外編〜

今回はジャンル別ではありませんがオススメの単巻作品を紹介したいと思います。最近は角川文庫にも手を伸ばしていたのでそちらの紹介も。

そして”その物語は終わってない、勝手に完結と思わないでほしい”という方がいるかもしれませんがご容赦を。気になるようでしたらコメントなどで指摘してくれたら助かります。

 

彼女が捕手になった理由 著 明日崎幸 一迅社文庫

彼女が捕手になった理由 (一迅社文庫)

彼女が捕手になった理由 (一迅社文庫)

 

 

ちぐはぐで尖っているメンバーたちが一人の少女をきっかけに甲子園を目指していく超青春モノ。ものすごくよかったです。しかし惜しむらくは一迅社であまり目に触れにくいこと。一迅社がこんな青春モノを取り扱ってくるとは思いませんでした。野球はやっておらずMAJORを見ていたくらいですが、大変楽しめたのでルールをよく知らなくても大丈夫だと思います。最近発売したばかりなので是非買ってね!

(しかしタイトル回収はされなかったのでそこが気がかり)

 

 

ランオーバー 著 稲庭淳 講談社ラノベ文庫

ラン・オーバー (講談社ラノベ文庫)

ラン・オーバー (講談社ラノベ文庫)

 

 

個人的に今年一番の怪作だと思っています。 中学生という設定ながらよくここまで舞台設定をひどく設定できたかなと。学生なのに今では珍しく普通に犯罪事に走っていてそのあとの描写では反省している色は無し。しかし作品としては面白く仕上がっているのでそこがまた憎い。そして講談社ラノベ文庫でこの手のジャンルを扱うのかと思いました。ガガガあたりならまたエグいのが刊行されたという気持ちがありましたけど。

 

 

三日間の幸福 著 三秋縋 メディアワークス文庫

三日間の幸福 (メディアワークス文庫)

三日間の幸福 (メディアワークス文庫)

 

 

自分の人生をお金に変えて残りをどう過ごすかという青年のお話。

TwitterのTLで三秋作品をお勧めで見かけたときに初めて読んだ本。題名については最後まで読むことによって回収されるのですが、人間何か一つは秀でているかもしれないということを思わせてくれるような、そんな作品

 

 

放送中です! にしおぎ街角ラジオ  著 岬鷺宮 メディアワークス文庫

 

メディアワークス作品、なので挿絵が入っていないと読めない!という方はその点注意。内容としては夢半ばで折れていた3人が行きつけのマスターからラジオをやってみないかと誘わることから始まるお話。素人がラジオを始めるためその危なっかしさ、回を重ねるごと成長もしていくのでその点でとても楽しいお話。最近ラジオは車でちょっと聞く限りでしたが、テレビではなくラジオもいいなーと思得る作品でした。

 

 

ラテラル〜水平思考推理の天使〜 著 乙野四方字 電撃文庫

 

ラテラル、”ウミガメのスープ”という水平思考ゲームを取り扱った作品。ウミガメのスープ、出題者ががなんてことない問題を出し、そこから回答者が質問を重ねて答えに導く、そんな概要のお話。謎解きを主に楽しむ感じで頭の体操にもなる感じで良かったです。解説もちゃんとしてくれているので読みやすいかなと。現在、電マガのほうに短編も載っているためそこから入っても大丈夫だと思います。

 

 

僕は明日、昨日の君とデートする 著 七月隆文 宝島社文庫

ぼくは明日、昨日のきみとデートする (宝島社文庫)

ぼくは明日、昨日のきみとデートする (宝島社文庫)

 

 

読書メーターで話題にもなった七月隆文作品。内容としては話に大きく関わってくるため、深くは語れませんがタイトル通りの内容。とても切ない感じに仕上がっていて評判もうなずける作品。恋愛作品が好きだという方にはぜひ読んでもらいたいなと

 

 

さくらコンタクト route A 小河桃子 著 七月隆文 このライトノベルがすごい文庫

 

こちらもまた七月隆文作品。先ほどのは青年向けという感じに書かれていましたがこちらは高校生なのでコメディの色が強く現れている作品。特にオチがひどいです(褒め言葉)そんな結末を持ってきますかという感がすごく笑ってしまいました。同著作の庶民サンプルを読んで気に入っている方であれば面白いと思える作品だと思います。

 

 

僕が七不思議になったわけ 著 小川晴央 メディアワークス文庫

 

卒業式、教室に携帯を忘れてしまった主人公は欠番になっていた7番目の学校の七不思議になってしまうことから始まる話。最近読了した小川晴央作品。 MW文庫は最近読了数が増えたのですがこの作品を読んだ後はよく考えられているなと感動しました。本の紹介文に書いてある通り、2度読んでしまいたくなる素晴らしい構成でした。

 

 

 作家彼女。九条春香の「八坂が恋に落ちるまで」 著 ぺんたぶ エンターブレイン

作家彼女。 九条春華の「八坂が恋に落ちるまで」

作家彼女。 九条春華の「八坂が恋に落ちるまで」

 

 

興味があったけど単行本サイズということもあり最近まで手を伸ばせていなかった作品。「恋に落ちるまで」というワードが入っていることから甘い展開が数多く展開されるかと思いましたが、後半の流れから一気に引き込まれるように読了。最初は甘く、そして後半は展開にドキっとさせられた本です。単行本サイズ、分厚いという手に取りづらい(個人談)作品ではありますが、読んでよかった作品で読了感はすごくよかったです。

 

 

わたしの恋人 著 藤野恵美 角川文庫

わたしの恋人 (角川文庫)

わたしの恋人 (角川文庫)

 

 

図書館で本を探したらたまたま目にとまった作品。恋愛ものが好きな私にとっては定番な展開だからこそとても面白く感じました。ラノベみたいな設定は何もなく、ボーイミーツガール。ありふれた男女のなかでの設定だったので気分を変えて読めてとても面白かったです。

 

 

以上、10作品。かるーい紹介ですが興味を持っていただいて参考になれば幸いです。日常や恋愛系の作品が好きなため作品の選定には偏りがあったかなと。(その中で異彩を放つランオーバー)単巻作品は最近増え始めていますが、やっぱりシリーズものは続けるの難しいのかなと思ったり。

次回は2015年に読んだ本のまとめで書いていき、その中でオススメ作品にも触れられたらと考えています。