旅に出よう、まだ見ぬセカイを求めて

気の向くままに本の感想とイベント日記

ぼくの嘘

 

ぼくの嘘 (角川文庫)

ぼくの嘘 (角川文庫)

 

 

 

私の恋人の姉妹作。ベタな展開でしたが、ベタなりの良さが入っていて好きです。こちらはオタクが主人公ということもあり小ネタも入っていて、まどマギやシュタゲなどわかったので思わずおおっと思いました。

 

内容は、親友に恋をしていた笹川はあおいにある秘密を握られてしまう。そこから関係が徐々に変化していく恋愛小説。ラノベばかり読んでいるとこういうただ生活しているだけの中での恋愛がホント貴重に感じる。弱みを握られてしまいその少女と自然と長く接しそこから生まれる恋の感情。高校生のうちにこんな恋愛を送ってみたかった。弱みは握られたくはないけどねw

 

親友の彼女に恋してしまったり友人の女性を好きになったりというレズビアンだったりとドロっとした展開を匂わせますが、最後の展開はとても良かったです。笹川くん、よく頑張った!こちらでもタイミングが物語に深く関わってきていて、運命の巡り合わせで簡単に変わるんだなーとしみじみ

 

「わたしの恋人」「ぼくの嘘」

オススメの恋愛小説、恋愛成分に飢えている方には是非読んでほしい2作品です