旅に出よう、まだ見ぬセカイを求めて

気の向くままに本の感想とイベント日記

わたしの恋人

 

わたしの恋人 (角川文庫)

わたしの恋人 (角川文庫)

 

文庫版を読了。単行本と文庫本両方あるらしいですが 手軽に持ち運べる点がありますし文庫版推奨

 

ボーイミーツガール。少年と少女が出会い、恋をしてそして付き合うことになった後でのお話。付き合ってからはとても甘々でした。恋愛ものが好きな方は楽しめるはず。

親のラブラブっぷりをいつも目の当たりにしそのような恋に憧れる古賀龍樹と、親の不仲に嫌気がさし、一人で生きていきくことを考えている森せつなの恋愛模様

 

高校生の初々しい恋愛が最初展開されていて、ラノベばかり読んでいて物語に何かしら特別な設定が盛り込まれていたのが常だったので、良い意味で普通の学校での物語は新鮮だったしとても面白く読むことができました。最初は”おれ”という表記を気にしてしまいそこまで期待はしていませんでした。ですが物腰の柔らかさからこっちでよかったなっと勝手に自己完結しました。漢字ひらがなの違いも大事!

 

せつなは親の関係を見ていて恋愛なんてくだらないと思っていて誰にも頼らず生きていこうと考えていた。が、突如自分のそばに古賀が現れ出してしだいに気を許していき、告白されて、関係に悩む姿はとてもかわいらしかったです。(親しくなっておいてから関係を変えることに踏み切る...一般的ですがとても効果的)

 

高校生活やり直してこんな恋がしたい!!そんな作品でした。

姉妹作で”ぼくの嘘”という作品もあるのでそちらも期待。そちらはこの作品の親友の話のようです。