旅に出よう、まだ見ぬセカイを求めて

気の向くままに本の感想とイベント日記

給食争奪戦

給食争奪戦 (電撃文庫)

給食争奪戦 (電撃文庫)

 

 ──あらすじ──

テツのクラスでは、毎日一つだけ給食のデザートが余る。それはクラスのボスでいじめっ子のダイキが独占していた。
ある日テツは、密かにダイキからデザートを奪い取ろうと計画する。それも、自分の仕業だとはバレないように――。
表題作の『給食争奪戦』をはじめ、クラス内のいじめに立ち向かう『消しゴムバトル』、万引きを繰り返す男子4人の『万引き競争』など、
電撃文庫MAGAZINEに掲載された短編に加え、書き下ろし2編を収録。大人が知らない、小学生たちのスリリングで熱い日常がここに! 
 

 

小学生でありそうなこと4つ、そして高校編1つの計5つの短編集。

題材に関して言えばちょっと2、3章の方は危うい内容だったんじゃないかなーと思います。まあ本を読んでいることだしそのような危険は読者にはないと思いますけど警察のご厄介になりそうなことは、ね?5章もいきなり高校まで飛んで行ったのであれ?と思いながら読み進んでいましたw

 

小学生の世界は小学生で補完されている。先生が手を出さなくてもそのきっかけさえ与えてやれば行動力のある奴は、疑問に思っている奴らは必ず動く。さすがに小学生にしては行動力はありすぎだと思いました。しかし面白かったので良しですw

 

自分は中学生の頃になりますが、消しバトではなくじょーせん(定規戦争)をやってたかな。しかし調べてみると自分たちのルールはちょっと違ったんだなーと思いました。ペンは水平に持たずにペンのノックで押し出したりペンがでる部分のプラスチックの一点で抑えて力ずくで出したりとwニコニコでちょうど動画も見かけたのでちょっと違いがあって驚きでした。懐かしくて一回やってみたくなったかも。しかしグリップで移動させて乗せるのは強かったなー...

 

閑話休題

 

先生が最後の挨拶をする部分はおもわず泣いてしまいました。離島での活動を見てみたい。最後はいい先生になれていたので離島での子供たちとどんな日常を繰り広げているのか気になりました。願わくば続きはそんな話が読みたい。