旅に出よう、まだ見ぬセカイを求めて

気の向くままに本の感想とイベント日記

銀色ふわり

銀色ふわり (電撃文庫)

銀色ふわり (電撃文庫)

 

 ──あらすじ──

雪が降りそうな冬のある日。雑踏の中で僕はひとりの女の子とすれ違った。銀色の髪の、きれいな少女。なぜか、目が合った僕のことを驚いた顔で見つめていて…。でもそれはたった一度の偶然の出会い。なにも起こることはない、はずだった…。だけど数日後、僕は見知らぬ男女に連れられてその少女と再会する。デジタルツールを使わなければ誰からも知覚されず、誰のことも知覚できない“黄昏の子供たち”と呼ばれる特異な子供たち。少女は新たな進化のカギを秘めたその“黄昏の子供たち”の一人だった。互いに孤独を秘めた少年と少女が出会う、せつなく温かい物語。

 

すごく良かったです。生物が全く見えない世界──自分は認識の埒外に放り込まれた世界をいうのを想像してみるととても怖いと感じました。ちょっとした疑問ですが乗り物の類はどうなっているのかなーと。透明人間が自転車を漕いでいるように見えるのでしょうかw

もしそんな世界に放り込まれたら、何故かある建物、自分以外誰も生物が見当たらない暖かみのない世界...果たして人間らしく生きられるだろうか。 

最後の抗った結果、銀花とどう過ごして行ったのか続きが気になりました。今まで流れに逆らわないで生きていた春道、彼が運命にも逆らうと決心した結果どうなったか......続編を匂わせるようなあとがきでしたが時期立ってるし読めないのかなぁ...