旅に出よう、まだ見ぬセカイを求めて

気の向くままに本の感想とイベント日記

オール・ジョブ・ザ・ワールド 2

 

オール・ジョブ・ザ・ワールド2 (ファンタジア文庫)
 

 Youtubeで作品を見て読み始めたこの作品。2巻はアイドルの護衛

 
遊び人となったホールデンが今度は軽はずみな気持ちで借金を滞納してしまったら取り立て屋の二人にあんなこんなと迫られながらもひいひい借金を返していきながらアイドルとお仕事をしていく二巻。内容は
・取り立て屋──ヴィシャス姉妹
・みんなに愛されるアイドル
綺羅星偶像
・ジョン・ドゥ・インク正社員
 
 
個人的にはこの作品に求めていたものは違っていたのが残念。具体的にいうと前回書いていた使えないスキルを活かしてうまく勝利をしていくパターン。今回だと綺羅星偶像で解決するのだが、1時間という制限だけでは弱かったので過去の職は一回ポッキリなのかなと思いきやそんなことでもなく、賢者は繰り返し使えたりものまねもそんな感じだったのでやりたい放題だなと感じた。まあ肉体がついていかないとかあったけど鍛えればなんとかなる問題だったしジャンルとしては俺tueeeになってしまうのかな?
あともう一つ、チェルシーの待遇。加担していたのにも関わらず最後ではしれっと同じ会社に入社してまたアイドル活動を再開するとのことなのでちょっと不満、そしてちょろいん...そこは私には合わなかった。これには大蓮寺鈴鹿が脳裏によぎってなんだかなーってね。あっちとの違いはギャップだろうか、敵なのに助けたて言うところがよく写っていたから主人公めちゃかっこいいと思えたかものしれないし。
 
といった感じで二巻で大きく自分の予想とは外れてしまった作品。
 
あとどうしてもキャラの絵が少なくなってしまう作りなのがどうしようもなく残念。

放課後は、異世界喫茶でコーヒーを 3

 

放課後は、異世界喫茶でコーヒーを3 (ファンタジア文庫)

放課後は、異世界喫茶でコーヒーを3 (ファンタジア文庫)

 

 ゆったりスローライフ的な異世界喫茶第3巻、今回は夏休み編。といっても場所は喫茶店から離れずアイドルが来るということで街は大盛り上がり。

 
・魔法実験失敗につき──壊れる
・社会勉強、正装はメイド服
・歌姫によるうれしい(?)悲鳴と二つの選択
・断髪とリナリアの決断
・大切な居場所、帰るべき場所、変化を拒否する場所
 
今回は夏休みということもあり水着!......なんてこともなく、喫茶店での出来事。街はアイドルが来て、ユウの店も観光客で大賑わい。あれ、今まで疑問に思わなかったけどこの店って喫茶店ていう括りで明言されてるだけでこの店の名前ってない?(印象が薄い)
 
てな訳で今回は大繁盛の店の様子。メイド姿で接客したこともあり、観光客も物珍しく大繁盛する。アイナはいつも通り変態でいじられキャラでゆったりできる作品だなーと改めて感じた。こういうスローライフ的な作品は落ち着けるからほんと大好き。原因の歌姫は今後焦点当たるのか非常に気になる。あとはサボりニート(名前が...)も出てきてなかったので夏休みもう少し見たいけど水着回こないかなー。
 
今回のメインは選択と変化。人生は選択の繰り返しと言われているが今回はわかりやすくその部分をスポットに当てて話を作っていたのでとても面白かった。重要な選択いろんな物があったけど自分の重要な選択はうまく選択でいていないだろうな。技術的なことだったり過去の金の使い方だったり。もう少し利用できるものを利用するという人生観を持って過去からやり直したいな。
 
というわけで最終巻と言ってもおかしくは無い終わり方でしたがちゃんとまだ続くよね?今後も期待の作品。

数字で救う! 弱小国家 2 電卓で友だちを作る方法を求めよ。ただし最強の騎兵隊が迫っているものとする。

 

 数字で救う、軍略もの。今回は敵国にいる自軍の兵士を削減する。

 
・お節介な従兄弟
・セクハラ助手のテレンティア
・シュミレーションから始める軍事攻略
・それぞれの向き合い方、相手を理解するために
・平和のために戦争を売りつける
 
今回は沢山あった会話中の段落分けも覚えてる限りだと一個だけなのでその点に関していえば読みやすくなっていました。
けど、知らない公式ばっかり貴族語のオンパレードで1巻より読みづらくなっていた印象。というより一巻の期待があったからかもしれない。今回はそこらへんを踏まえた記事で
 
・今回は問題が難題
頭が悪かったり、読むときに頭を使いたくなかったからっていう部分があったけど今回のは難しかった印象。前巻から思ってたけど、ページを跨いで図を置いたりして解説を始めるから想像できずに読み飛ばしてしまった。ページ捲ればいいんだろうけど戻るのがめんどくさくてそんなやる気はせんかった。学習するのが好きな人には楽しめる内容かな。
 
・貴族語
今回は貴族と絡むことが多かったからか、貴族語が大発生してとても読みづらかった。ロジオンとのやりとりでクッソめんどくさいモノだってわかっていたのでそこらへんを踏まえた上で書いていたらそんなことも思わなかったな。あとこの作品を読む前に、六畳間の侵略者を読んでいたのも一つの要因なのかもしれない。あちらは一つ一つ噛み砕いて書いていた。それでものすごく読みやすかったから、直後に読んでいたしそう感じていたのかも、今後に期待。
 
・展開が同じ
最後の展開が一緒のように感じた。結局は相手の知らない方法で勝っていくという展開だったため同じに見えてしまった。もう少し他の頭のいい人が出てきて知力と知力のぶつかり合いを見たかった。せっかくの題材だし相手を出し抜いて一方的に勝つのもいいけど最近の俺tueee展開は否定派なため。あと相変わらず机上論で喋る奴らばかりでなぜ生き残ってるんだこの国と思う事案がしばしば。
 
今後の期待としてはセクハラのテレンティアがかき乱していること。前から言ってるが知力と知力の勝負。あと計算が通じない相手にどうやって戦っていくか。根性論とかこの話は真っ向から否定されるところだと思うけど、あくまでシュミレーションの話であって完全に計算道理とは行かないはずだからね。
 
そんな感じで一巻が良かった分、期待しすぎてしまった感がある、以上。

数字で救う!弱小国家 電卓で戦争する方法を求めよ。ただし敵は剣と火薬で武装しているものとする。

 

 計算軍略もの。経済学を活かしたストーリーは自分がそこを学んでいるからか知ってる知識だったのでとても面白かったし読みやすかった。

 
・その男、数字が大好きで万人に好かれるものを説く
・孤立無援な不憫な子
ワンサイドゲームオークション
・魔術(数字)で戦う
・得るものがない者の戦い方
 
数字というよりかは経済学で国を助けて行く軍略もの。解説はわかりやすく全体的に読みやすかった印象。絵のタッチが久しぶりにアニメ絵の物を読んだ気がするが特に違和感なく楽しめた。
孤立無援、四面楚歌な王女が挑む国を復刻させる物語。読みやすく、図解説もあったので理解するには読みやすかった気がします。しかし、内容としては会話の中で段落分けを多用しているためそれが常識としてなってないのでものすごく読みづらかった。書方としては強調したりとかで読んでる途中は思っていたが、いざ読み終わって改めて考えてみると、地の文での強調がないのでやっぱり読みづらい文章じゃないかなとも思ったり。やりたいことはわかるけど慣れてないから無理。
それにしても周りが机上の空論ばっかでまともな意見を言える人間がいなかったのでどうしてこの国は今まで生き残れたのかもと思ったのでそこら辺に焦点に当たった話も見て見たいかな。

三角の距離は限りないゼロ

 

三角の距離は限りないゼロ (電撃文庫)

三角の距離は限りないゼロ (電撃文庫)

 

 2重人格ボーイミーツガール。最初考えすぎていたが毒に深く考える余地もなく進んでいたため考えすぎないほうがよかった。そして普通によかった。

 
・ボーイミーツガール
・2重人格な人の付き合い方(交換ノート)
・恋のキューピッドは水瀬──
・ホントの気持ち
・──私がどっちだかわかる?
 
自分の好きな悶えるような好きではなかったが、違った形でもやもやさせる形の恋愛だったためとても満足度の高い作品だった。2重人格らしい交換ノートネタも昔中学の時にやっていて懐かしさでやられて随分月日が経ってしまった...
見開きのHiten先生の絵だったり定番のキューピッド展開だったりだけど、定番だからこそ良さは折り紙つきというわけで
とても良かったです。
 
特に最後は挑戦的で水瀬が挑戦的でとてもニヤニヤできて楽しめた。

天才王子の赤字国家再生術~そうだ、売国しよう~

 

 知力で戦う国家再生物語。しかしてその王、最高に運が悪し...

・国打ってトンズラしてええええええ!
・皇帝崩御、動き出す諸国
・目論み外れる、しかして名声は上がる
・5000VS30000
・その男の逆鱗、触れるなかれ
 
軍略もの。やっぱ自分にあってる作品はただのバトルではなくて知略をめぐらして相手を思い通りに動かす、そういった作品の方が好きだなと実感した。
さて内容はいろんな策をめぐらして問題に立ち向かうが、思ったよりも効果を発揮してしまい、自分の目論んでいない方向へどんどん話が進んで行く、そんなギャグ調ありの国家再生もの。この作品の一番の魅力はそこなんじゃないかな。展開的にも気持ちいいし、うまくいき過ぎた結果の言動も面白いしで。
ヒロインはニニムオンリーだと思うが、妹も案外なりそうな雰囲気なのでそこらへんも非常に気になる。あと最初にふっかけてきた帝国のフィシュだったり。
 
あと、誰かのために必死になれる人間てやっぱり素晴らしいとも感じた。それだけで一人の人間押して素晴らしく思えるからね。それとニニムの立ち位置が結構気になった。まあなんにしても最初の土台固めといった話ではあるが、魅力的なキャラクターがいるため続きも非常に楽しみ。

俺もおまえもちょろすぎないか

 

俺もおまえもちょろすぎないか (MF文庫J)

俺もおまえもちょろすぎないか (MF文庫J)

 

 タイトル通りヒロインもヒーローもちょろいキャララノベとなっておりまする。最近のノベルゲーやってても自分はキャラゲーの方が好きだったのでこの作品はガン刺さりだった。

 
・その告白はいつものセリフと違っていた
・ハッキリ好意を口に出す男の子
・真面目に受け取ってしまう女の子
・大事にしたいから、態度に出るんです
・お祖父さんとの約束
 
告白から始まり、そこから好きという感情を教えて行くというそんな展開のお話。好意をハッキリ口に出してその結果つぶも恥ずかしがるわけで、とてもニヤニヤする展開が多かった。思いを伝えることっていいよね...ってそんなことを思わせてくれた。あと終始甘いのでラブコメ成分が最近不足していてたので大満足の作品でした。最後のオチはこの作品だからって感じでちゃんと告白の意味とかにも触れていてとても良かった。思い出を、笑って振り返られる関係の異性と巡り会いたいものですね(遠い目)
大人のゲームを書いているライターさんでしたが、その勢いはこの作品でもあったんじゃないかと。でも幼馴染のキャラが関わってくるのか来ないのか微妙な立ち位置だったので次巻は表紙なんだしもっとグイグイくるのかな?と期待している。(もう発売してしまってるがね)
あと自分は読んでるときに声が再生されることが度々あるが、最近の見たものに影響されるんだなぁと色濃く感じさせられた。後半は夢中になって忘れちゃったけどね!