キノの旅 2巻
キノの旅〈2〉the Beautiful World (電撃文庫)
- 作者: 時雨沢恵一,黒星紅白
- 出版社/メーカー: メディアワークス
- 発売日: 2000/10/01
- メディア: 文庫
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最近アニメ化もされていたので久しぶりにキノの旅読了。
あまり他作品の話題を出さない方がいいとのことですが、魔女の旅々と同じような感じ(まあキノの方が古い話ですが)本作は短編集でバイクのエルメスとキノのいろんな国や人に出会う旅のお話。なぜ2巻からかは察してください
・人を喰った話
人間には人間の生き方がある、生きるためには仕方ない。
・過保護
過保護、とは。意見を求められたのに気にくわない答えだったら邪険に扱う人ってやり取りほんと疲れるよね
・魔法使いの国
I can fly. 偉大な成功も馬鹿げたことから始まるのかもしれない。なんでもやって見なきゃね
・自由報道の国
人によって見方は変わる、マスコミなんて影響力が強いから婉曲して伝わったら非常にめんどくさい。だから私は信用してないしマスゴミと呼ぶ(個人の意見です)
・絵の話
戦車の絵を描く男の話。芸術家と民とじゃ見方が違うってちょっとした皮肉だよね。続絵の話は人間の身勝手さが表れてて悲しさしかない
・帰郷
15歳になって旅に出た男の話。成功を収められなくて帰ってきたわけだが本当の幸せはどこにあったかはちょっと謎だ
・本の国
まんま、本を書きたい女の子に会う話。p165の「今度会うときは〜返事できないよ」ってセリフは最高に良かったので是非とも夢を叶えてもらいたい
・優しい国
他国からひどい国だと言われ行って見たら事実と違い...間違いはいつだってあるからいつちゃんと正せるかだよね。人気投票で1位という結果も納得でした。森の人とも会うきっかけが書かれている
......なんでそんな、ばかなこと聞くの?
終わりの、決して始まることのない物語。
自分的にはタイトルだけついている白紙のジグソーパズルといった印象。
主人公が記憶喪失で少しずつ少しずつヒントを得ながらなぜ自分が死者になったか探って行くお話で、読者も0からのスタートなので正解がわからない中組み合わせて行くっていう点からそういう風に捉えた(語彙力不足+多分言葉間違い)
正直にいうとこいつが2回目だって言われても、納得する理由は出て来ないし辻褄合わせがなかったので微妙でした。途中で挟まれる1回目の部分が初めに来てこれからの展開を匂わせる構成だったらもっと良かったかもしれない(何様)...しかしちゃんとタイトル回収されてたのは良かった。
読むの2回目で展開を知ってたらまた評価が変わるかもしれない、そんな作品でした
物理的に孤立している俺の高校生活 3
ついに部として昇格し、舞台は文化祭へ。
ということで舞台は文化祭、えんじゅと友達が先に作れるのはどっちだ!というゲームをすることになる。そんなお話。
新キャラの「カラスピーク」大福と「サイズ変更」一身田の登場、そして今までスポット当たってなかったけど先生も登場、無能力だったのね。
一身田はサイズ変更によっていろんな年代が出て来るから弄んでくれたりめっちゃ楽しそう、それに人研にぴったりの人物だし今後の絡み方に期待。大福は気の良さそうな感じが良かったぶん最後の部分であれ。
そしてメインの友達の部分、「あの人だったら」と相手を軽く見てしまうということはどうしてもある。今回はそこにスポット上手く当てられてたし、えんじゅの「ココロオープン」の能力が原因での葛藤も描かれていてとても良かった。
メイン3人の悩みが終わってしまったが次は展開変えてくるのかな?続きも期待。
あとクソどうでもいいと思うが文化祭で売り上げのための宣伝は氷菓をすごく連想して集中できなかった、こちらは大食い対決、クイズ大会、ミスコン。
僕とキミの15センチ
ファミ通文庫が抱える作家による15センチを題材とした短編集。
全部は読めていないので読んだ作品の感想
・15センチ一本勝負
変わることが怖くて前に進めない、そんな二人だったが意地の張り合いによって自分の気持ちを再確認...これぞ青春って感じで素晴らしかった。
・たった一人のお客さん
彼女ができたという一言によって今まで一緒にいた幼馴染と離れることとなったお話。離れたことによって見えて来るものがある、ありのままで付き合える人ってほんと貴重だよね。
・彼女は絵本を書き始める
東雲侑子シリーズの後日談的なもの。俺と妻てぼかされていますがこの二人の後日談が非常に満足。この作品はいつまでも続いて欲しい...あと森橋先生子供いたんですね
・僕とキミらと15センチにまつわる話
異端審問会の一幕。またあのバカ騒ぎを見れてとても懐かしい気持ちになったとともにバカテスを読み直したくなった...
絶対彼女作らせるガール!
必勝の女神白星絵馬、 ある一言をきっかけにクラスメイトの白星絵馬のスイッチを押してしまい、亀丸大地くんが好きな人と付き合うために色々なイメージアップを図る、そんなお話。
王道にして王道。キャラはそれぞれ立っていて、そのキャラになるに当たっての過去の描写も書かれており魅力のあるキャラクターたちだった。特に兄貴がやばいのでそこらへんの掘り下げが少し欲しいかなって思ったりもする。
亀丸くんのプロデュースもファッションとか特に考えたことなかった自分には参考になったし、その変わっていく姿によって仲が目に見えて進んでいたの読んでいてとても面白かったです。しかしタイトル回収がうまい具合に出来ていないのが残念。
本作はラブコメであるから今後の展開もだいたい予想できるけど、嫉妬とかそういうめんどくさい部分を前面に描かれていくのかが非常に気になるとともに引き伸ばしがないかなってのも心配。後半から目立ち始めた佐藤さんが2巻でどういう横槍(活躍)いれて来るのかが非常に気になる。
アウトブレイクカンパニー 15巻
ついに異世界側の秘密も分かってきて終盤も見えてきた第15巻。
夢オチが多すぎてそこはいけよ!と思う慎一だが、これでなきゃ慎一でもないとも言える。物語の終わりに向かうつつ中サービスカットも入れて来るのでとても読みやすかった。
今回の見所は女性たちの変化。パワードスーツの一件からかみんな好意を前面に出して来ることが増えたしそれに加えて慎一の妄想という部分も合わさって破壊力のあるセリフもいくつかあったのでこのまま早くイチャイチャパートに進んで欲しい、とともに竜の巣の問題もどう解決していくのかが気になる。ミュセルが一番好きなのでそこは報われて欲しい、、、いつも一緒にいるからね
ヴぁんぷちゃんとゾンビくん
ヴぁんぷちゃんとゾンビくん 吸血姫は恋したい (角川スニーカー文庫)
- 作者: 空伏空人,かとろく
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2017/12/01
- メディア: 文庫
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人外コンビ、吸血鬼とゾンビのお話。
百識と呼ばれる吸血鬼が少女漫画をきっかけに日本に来るとか導入の部分から可愛くてすごくいいね!そんな吸血鬼と心を持たないゾンビくんのボーイミーツガール。
ルーミアからは初めて自分の魅了が効かない相手、ゾンビは初めて名前について聞かれた相手。今までと出会った人物と違い戸惑いを見せながらも二人が絡んでいく姿はとても微笑ましいものでした。
基本ルーミア視点で進んでおり、後半にはゾンビ視点もあり。二度とくんなとか言ってるけどもので釣られたり、話しかけられたら反応するし読んでいてほのぼのする展開。ゾンビくんが今後ルーミアと絡んでいく上で心を知っていけるかどうか楽しみ