旅に出よう、まだ見ぬセカイを求めて

気の向くままに本の感想とイベント日記

双子喫茶と悪魔の料理書

 

双子喫茶と悪魔の料理書 (講談社ラノベ文庫)

双子喫茶と悪魔の料理書 (講談社ラノベ文庫)

 

 

喫茶店で繰り広げられる双子の姉妹と幼馴染の男の子との恋愛物語。

 

甘さは控えめな恋愛作品と感じました。設定として図星を突かれてすぐさま初恋というのは少し弱いかなと思ったり、悪魔の料理書たる所以が作品にはあまり生かされていないと感じました。代償を求める感じかと思いきや、願いを叶える力が強すぎるという点(?)だったため。そのためシリアスパートが少し弱かったと思います。1個目のことを考えると2個目って本当に叶っちゃうの?という感じに。

ストーリー展開としては楽しめたのでもうちょっと甘さがあれば自分好みだった印象。双子もの特有の展開でしたし。逆に言えばその分もあって内容も透けて見えたのでちょっと評価厳し目だったのかな?

 

ということでCLANNADを見たくなった。

+余談

私を知らないで

 

私を知らないで (集英社文庫)

私を知らないで (集英社文庫)

 

 

図書館で借りた本、つい先日に書いたタイトルとあらすじを書こうと思った一因の本。なんとなーく見つけた本が読メで登録数多かったので、タイトルとあらすじってやっぱり大事なんだなーと思いましたまる

 

タイトル回収もされており、とても面白かったです。主人公がなぜ大人びてたりトイチとか普通知ってたりするはずないやろ!と思ったが辻褄合わせが不自然に感じずうまかったかなと感じた。途中まで普通に読んでしまっていた影響で最後のタイトル回収にさしあたった時は思わず叫んでしまった。伏線はいっぱいあったのにね。

あとは高野の不登校の原因、あれは仕方ない。人間できることに限りはあるしましてや子供なのだから...自分もそういう立場になったことがないので絶対的な正解はわからない。動けない可能性の方が高いだろう、自分の身可愛さにね

あと最後の展開は恋愛脳の自分としてはifの部分を考えてしまいとても悶えた。なぜ、なぜなのか!と

 

タイトルとあらすじの興味本位だけで借りたが久しぶりにとても気持ちのいい読了感だった

阪急電車

 

阪急電車 (幻冬舎文庫)

阪急電車 (幻冬舎文庫)

 

 

友人に勧められて読了、映画は未視聴。

連続短編小説なのかな?阪急電鉄の駅一つごとで主人公が変わる。

 

目次の書き方や、内容はすごく面白かったです。特におばあさんのキャラが良かった。説き伏せるシーンや状況をよく観察してるシーンはさすがという感じでしたね。あと生のカップル、最後までニヤニヤして楽しめたw自分の場合は「なま」が最初に思い浮かんできましたが、どれくらい「せい」というのが思い浮かんだかは気になる。

あとテレビ(?)で大阪の電車は喋っていることが多いということを話していてるのを見かけていたのでちょっと内容としては驚きました。まあそれが普通という面が多大にありますが。

 

全体的に個人的には合わなかった印象、なぜなら場面展開が激しいから。月の変化もよくわからず追っていたのでいつのことなんだろうと思ったり。情報がいっぱいあったので映像で見た上で文庫版を読んでいたら状況整理がしやすくて評価もまた変わったんじゃないかなと。ですので機会があれば映画の方も見てみたい。関東勢で阪急電車については何も知識がなかったので、映画のページ見たら片道15分と書いてあることに驚き

君に謝りたくて俺は

 

君に謝りたくて俺は (講談社ラノベ文庫)
 

 

小学生の頃にいじめていた少女明日葉と再会し、恋に落ちるお話。

 

設定が甘いかなと感じました。高校生という設定ですが言動がまだ子供っぽくて中学生という印象が強く感じる。自分の高校生活がこんな他人に興味を持ちながら生活していたかなーと比べるとちょっと違ってみたり。全体的に設定の作り込みといった部分が甘いような感じが多々ありました。小学生でいじめてたのになんでいきなり優しくするんだろうという部分が薄い面もありますし、あとSF要素もいるのかなと。個人的にバイキン言いたいがためにこの名前にしたのかなと思うととても気分が悪くなった。ただただ人間の悪い部分見せられるとちょっと無理です...

 

てな感じで私には合いませんでした、以上

 

 

1500冊記念 オススメ作品メモ

1500冊も読んだので記念によかった本まとめ、今回は作品リストで詳細は省く。ラノベ読まない人に対して薦めるリストがあったら便利だなとかそういう思惑は一切ありません、断じて

 

ということで羅列 あとはまとめタグでも参照

GJ部

・僕が七不思議になったわけ

まよチキ!

・転生少女の履歴書

彼女はつっこまれるのが好き

・りゅうおうのおしごと

・この素晴らしい世界に祝福を

・魔女の旅々

下読み男子と投稿女子

・ひとりで生きるもん

氷菓

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りゅうおうのおしごと 6巻

 

 

アニメ化も決まって勢いもある第6巻。先日将棋の一大ニュースもありましたしその勢いのままこの作品も注目していってほしい!期せずしていいタイミングでのアニメ化発表ではなかったのだろうか!

 

閑話休題

 

6巻の内容は姉弟子巻。4巻あたりから姉弟子の株のかわいらしさについてわかってきたのでとても可愛い姉弟子を見れたかな、と。しかしこの世界は姉弟子に厳しすぎるよ...八一は早く救ってあげて。お前の存在が姉弟子には必要なんや、誰かほんま救ってあげて......

あといつも通りにひどい下ネタ。しかし今回はいきすぎじゃろ、真顔にもなりますよ。ギャップを狙おうにもクセが強すぎて霞んでしまうよ。なんだあのキャラ設定は。

 

今後の展開としてはネット将棋についても触れてきたので電王戦(?)にも触れていくんですかね

 

もひとつJS研。今巻のドラマCDではないが、シャルちゃんの30秒読み上げ音声が聞き取れなくなり凄まじくhateが溜まるようになった。舌足らずなのはわかるけどわかりやすい声でアニメはお願いします。その影響で本文の方でも読みにくくなってしまうが年齢設定は6歳?だからシカタナイ(???)

 

タイトルとあらすじ

今更ながらちょっと改めて思ったことを書きまとめ。

本の選ぶ基準、タイトルとあらすじ

 

きっかけは図書館でなんとなく手にとって借りた「私を知らないで」という本。この本はヤングアダルトのコーナーに置いてありタイトルに惹かれてあらすじを読んだ上で借りたのですが、今更ながらこの2つってすごく重要なんだなと感じました。

 

 図書館でなんとなくで選んでるわけですが、「興味を惹かれる」物を作るとはとても難しいことである。書籍というのは絶えず出版されているわけですのでその中から作品を読むというのは一粒の砂を探す感覚と一緒ではないかと。だから作家は作品アピールをし、まずは知ってもらうことを意識する。『興味を持ってもらう』これが主にタイトルの部分

 そして次にあらすじ。この作品が自分に合っているか、または興味を惹かれる書き方か──決して本編の結末にはないがその作品に描かれているドラマを表す部分。これが合わない、上手く表現されていない場合は手に取る人が更に減るだろう。

 

その中で自分はその作品を選んでいるわけで...ということで何が言いたいかというと「私を知らないで」がすごくよかった(脱線)とりあえず作家さんの視点から見て読んでくれてありがとう、というのはこういう意味もあるのかなと今更ながら改めて思ったりー?

 

 

私が普段ラノベを読む上で現在の判断基準はだいたい 

他の人の評価←あらすじ←タイトル←表紙(口絵)

という感じ。ですのでほぼ最初の基準は表紙から入るタイプ。表紙というより口絵

口絵の時点で雑にエロいやつはほぼNG。エロい方向に走ることが見え透いているから。萌の部分を意識してるので萌えないものはダメ、ゼッタイ(いや、絶対でもないか)

次にタイトル。現在は異世界モノが流行っているがそんなの糞食らえ。大体の場合で異世界と付いていた場合ワンパターンだなと思い読まない。たまに惹かれるタイトルなら読む程度

そして最後にあらすじ。自分に合いそうかなーと判断し、読み始める。

そう考えた場合、順番があるとはいえ比重としては2:6:2くらいの割合で選んでいるからこちらの方面でもタイトルが大事という結論に至ったり。

 

興味を惹かれる何かがあるか、名は体を表すとはいうが果たしてマッチングしたタイトルをつけられているのか、そこが作品について大事じゃないかと改めて思いました(まる)あと編集さんの仕事も大変だしとても重要なことだということも

 

最後に、文章タイトルは体を表しているかもしれないが興味を惹かれるかと聞かれればそれは限りなくNOに近いかなと。興味を惹かれるという部分が弱くなると思うから。そんな感じ(たぶん!)

 

 

追記

俺妹がなぜ流行ったかについて、その時代には文章タイトルが少なく手に取るという事態が多かったから読まれるという機会も多かった、はず!

現在の場合、珍しくなく情報がタイトルで出揃っているため、あらすじを見る前に興味をなくなってしまうことが多数ある。よって惹かれる部分が弱い。今はネットの時代で画像もありますが、昔は棚にかけられている何百冊の本の中から気に入ったタイトルを抜き出しあらすじを読み、これ面白そう!という思考の変化あって読書が発生すると思うので、タイトルの中で情報が完結しているわかりやすくはあるが逆にハンデとして働くのかなと。要は読むまでの『惹きつける何か!』が重要だ!読んでもらえなければ何もわかってもらえない